建設会社のホームページ制作 信頼と採用につながる載せ方
建設会社にホームページは要らない、仕事は人のつながりで回っている。長くそう言われてきましたし、実際に紹介で成り立っている会社は多くあります。ただ最近になって、元請けから会社の情報を送ってほしいと言われて手元に資料がなかった、若い人の求人を出しても応募がまったく来ない、といった場面で困ることが増えてきたのではないでしょうか。
建設業のホームページは、新しい仕事をネットから直接取ってくるためのものというより、すでに接点のある相手が会社を確かめるときの受け皿として働きます。元請け、協力会社、求職者とその家族。この人たちが調べたときに何も出てこない状態は、それだけで判断を止めてしまいます。この記事では、建設会社のサイトに載せるべき情報と、信頼と採用の両方につながる見せ方を整理していきます。
この記事でわかること
- 建設会社のサイトを見る人が確かめようとしていること
- 載せるべき4つの情報と、書き方の目安
- 施工実績の見せ方で差がつくポイント
- 採用に効かせる書き方と、公開後の更新の考え方
誰が何を確かめに来ているか
建設会社のサイトを訪れるのは、たいてい何らかの接点がすでにある人です。まったくの新規客が検索して見つけてくる場面は、業種や規模によりますが多くはありません。
| 読み手 | 確かめたいこと | 抜けていると起きること |
|---|---|---|
| 元請け・発注者 | 許認可、対応工種、実績、規模 | 取引の候補から外れる |
| 協力会社 | どんな現場を扱っているか、支払い条件 | 声がかからない |
| 求職者 | 仕事の中身、休日、安全への姿勢 | 応募前に離脱する |
| 求職者の家族 | 会社の実在性、働く環境 | 本人が応募をためらう |
元請けは「取引先として登録できるか」を見ている
新しく取引を始めるとき、元請け側は社内で相手先の情報をそろえる必要があります。建設業許可の番号、所在地、資本金、従業員数、対応できる工種。これらがサイトに載っていれば、その場で確認して話が前に進みます。載っていないと、担当者がわざわざ問い合わせて確かめる手間が発生し、その手間が候補から外れる理由になることがあります。
求職者は「続けられそうか」を見ている
建設業の採用では、体力面や休日の不安から応募をためらう人が少なくありません。仕事の実際の流れ、休みの取り方、未経験からどう育てるのか。ここが書かれているかどうかで、応募の入り口が変わります。
載せるべき4つの情報
建設会社のサイトで判断材料になるのは、次の4つです。デザインより、この情報がそろっているかどうかのほうが効きます。
1. 許認可と資格
建設業許可を取得しているなら、許可番号と業種、取得年を記載してください。これは元請けが最初に確認する情報です。あわせて、社内にいる有資格者の種類と人数を書いておくと、対応できる工事の幅が伝わります。監理技術者や施工管理技士、各種の作業主任者といった資格は、会社の実力を示す具体的な材料になります。
2. 対応できる工種と工事の規模
「総合建設業」とだけ書かれていても、実際に何を引き受けられるのかは伝わりません。土木、建築、内装、電気、管、解体といった工種と、扱っている工事の種類を並べてください。公共工事を受けているのか、民間中心なのかも、相手が判断する材料になります。規模についても、対応できる工事の目安があれば書いておくと相談しやすくなります。
3. 対応エリア
建設業では地域性が強く働きます。どの市区町村まで対応できるのかを明記してください。県名だけでなく市の名前まで書いておくと、その地域で探している人に見つけてもらいやすくなり、問い合わせの精度も上がります。
4. 安全と品質への取り組み
安全大会の実施、朝礼やKY活動の様子、保有している安全関連の認定。こうした取り組みは、元請けからの評価にも、求職者の安心にもつながります。特別な仕組みがなくても、ふだんやっていることを書けば十分です。
施工実績の見せ方
建設会社のサイトで最も力を発揮するのが施工実績です。ただし、並べ方によって伝わり方が変わります。
写真は完成だけでなく施工中も
完成写真だけを並べると、どの会社のサイトも似た印象になります。施工中の様子、足場が組まれている段階、職人が作業している場面が入っていると、自社が実際に手を動かしていることが伝わります。求職者にとっても、仕事の実際を想像できる材料になります。
情報を添えると判断材料になる
写真だけを並べるのではなく、工事の種類、規模、工期、担当した範囲を添えてください。元請けの立場では、写真の見栄えより「うちの案件と近いものを扱っているか」が判断の軸になります。元請けとしての受注か下請けとしての施工かも、書けるのであれば明記したほうが誤解が生まれません。
掲載できないものは無理に載せない
発注者との契約で施工内容を公開できない場合があります。その際は、工種と地域、規模の目安だけを書く形にとどめてください。掲載の可否は案件ごとに確認が必要です。判断に迷うものは載せないほうが安全です。
採用に効かせる書き方
建設業の採用難は多くの会社に共通する課題です。サイトでできることは限られますが、応募をためらわせている要因を減らすことはできます。
不安に先回りして答える
休日はどう取れるのか、残業はどれくらいか、未経験から何を教えてもらえるのか、資格取得の支援はあるのか。求職者が聞きたくても聞きにくい項目こそ、先に書いておく価値があります。良く見せる必要はありません。実際のところを正直に書くほうが、入社後の食い違いを減らせます。
働いている人の姿を載せる
先輩社員の一日の流れや、入社した理由を短くまとめたページがあるだけで、会社の雰囲気は伝わります。凝ったインタビュー記事を作る必要はなく、数百文字のコメントと写真で十分に機能します。採用ページの作り方は採用サイトに必要なコンテンツをまとめた記事で詳しく整理しています。
家族が見ることを意識する
建設業では、応募を決める前に家族が会社を調べることがあります。会社が実在していることがわかり、安全に配慮している姿勢が見え、休日についても書かれている。この3つがそろっていると、家族の側からの反対が起きにくくなります。
公開後に続けられる形にする
建設会社のサイトでよくあるのが、数年前の施工実績で止まっているケースです。これは信用を損なう状態になりかねません。
更新するのは実績と募集状況
すべてを頻繁に更新する必要はありません。施工実績を数ヶ月に一度追加すること、求人の募集状況を最新にしておくこと。この2つだけで、動いている会社であることは伝わります。
現場写真は撮れるときに撮っておく
更新が止まる理由の多くは、写真がないことです。現場に行ったときにスマートフォンで数枚撮っておく習慣ができれば、更新の材料には困りません。掲載の可否だけは、その都度確認してください。
更新を任せられる形も選べる
現場が忙しいと、サイトの更新は後回しになります。毎回見積もりが必要な形だと、実質的に止まります。たとえばサブスク型のホームページ制作である見てからwebでは、月額のなかに毎月3回までの更新、SEO、SSL、サーバーとドメインの管理が含まれ、制作費は0円です。料金はLIGHTプラン(1〜2ページ)が月額9,900円、BUSINESSプラン(3〜7ページ)が月額14,900円、RECRUITプラン(8〜12ページ)が月額19,900円で、いずれも税別・最低契約6ヶ月・初回3ヶ月分の先払いです。施工実績と採用ページまで載せる場合はRECRUITプランが目安になります。契約前に動くトップページを最大3案まで無料で確認できるため、写真を送って形になるところを見てから決められるのは、パソコン作業に時間を割きにくい会社には合った進め方です。
ただし、公共工事の入札情報を細かく管理したい場合や、独自の会員向け機能が必要な場合は、要件を詰められる制作会社に相談するほうが適しています。必要な機能から相談先を選んでください。
現場の写真を送るだけで、実際のトップページ案を無料で確認できます。作ってから考えるのではなく、見てから判断してください。
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よくある質問
建設会社にホームページは本当に必要ですか
ネットから新規の仕事を直接取るという意味では、業種や規模によって効果に差があります。ただ、元請けが取引先として登録するときの確認、求職者とその家族が会社を調べるとき、名刺を渡した相手が検索するときの受け皿としては確実に働きます。無いことで失っている機会があるかどうかで判断してください。
施工実績は何件くらい載せればよいですか
件数より、工種の幅が伝わるかどうかが大切です。扱っている工事の種類ごとに1件ずつでも、対応範囲は伝わります。そのうえで、数ヶ月に一度でも新しい実績が追加されていれば、動いている会社であることが伝わります。
建設業許可の番号は載せるべきですか
取得しているなら載せることをおすすめします。元請けが取引を検討する際に最初に確認する情報であり、載っていれば問い合わせずに確認できます。あわせて有資格者の種類と人数も書いておくと、対応できる工事の幅が伝わります。
採用ページは別に作ったほうがよいですか
まずは会社サイトの中に採用ページを1枚加えるところから始めるほうが、費用も手間も抑えられます。仕事内容、1日の流れ、休日、未経験者への教育、応募方法が書かれていれば受け皿として機能します。応募の反応を見て、必要になった段階で広げてください。
写真は現場のものでよいですか
むしろ現場の写真のほうが効果的です。完成写真だけでは他社と似た印象になりますが、施工中の様子や作業している場面が入ると、実際に手を動かしている会社であることが伝わります。スマートフォンで撮ったもので構いません。掲載の可否だけは発注者に確認してください。
まとめ
建設会社のホームページは、新規の仕事をネットから直接取るためというより、すでに接点のある相手が会社を確かめるときの受け皿として働きます。元請け、協力会社、求職者とその家族。この人たちが調べたときに判断できる情報がそろっているかどうかが要点です。
載せるべきは、建設業許可と有資格者、対応できる工種と規模、対応エリア、安全と品質への取り組みの4つです。そのうえで施工実績を、完成写真だけでなく施工中の様子と、工種や規模の情報を添えて並べてください。写真の見栄えより、自社の案件と近いものを扱っているかが判断の軸になります。
採用に効かせるには、休日や未経験者への教育といった聞きにくい項目に先回りして答えることです。良く見せるのではなく実際のところを書くほうが、入社後の食い違いを減らせます。公開後は施工実績と募集状況だけでも更新を続けられる形にしておいてください。数年前で止まったサイトは、無いよりも印象を損なうことがあります。
信頼と採用の両方に効くサイトになるか、実物を見てから判断できます。今のサイトのURLや現場の写真を送るだけで受け付けています。
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