ホームページリニューアルのアンケート項目 社内・顧客に聞く質問例
ホームページをリニューアルするとき、担当者だけで課題を決めると、営業や採用の現場が困っている点を見落とすことがあります。一方、全社員へ「要望を自由に書いてください」と聞くだけでは、意見が広がりすぎて優先順位を付けられません。
アンケートの目的は人気投票ではなく、誰がどの場面で困り、どの情報を必要としているかを集めることです。社内向けと顧客向けで質問を分け、回答をサイトの目的と構成へ変換してください。
この記事でわかること
- リニューアル前にアンケートを行う目的
- 社内向け・顧客向けの質問例
- 回答しやすい設問の絞り方と聞き方
- 集まった回答を制作要件へ反映する方法
アンケートを行う前に決めること
調査で決めたいことを一つに絞る
「サイトをどうしたいか」では範囲が広すぎます。必要なページを決めたい、問い合わせ前の不安を知りたい、社内の更新負担を把握したいなど、今回の回答で決めることを一つ選びます。目的が複数ある場合は、回答者や実施時期を分けたほうが整理しやすくなります。
回答者を役割で選ぶ
社内では経営者だけでなく、顧客から質問を受ける営業、採用担当、更新担当にも聞いてください。顧客へ依頼するなら、最近契約した人、長く利用している人など、サイトを見る場面が異なる層を選びます。無差別に人数を増やすより、目的に関係する人から具体的な経験を集めるほうが役立ちます。
社内向けアンケートの質問例
| 知りたいこと | 質問例 |
|---|---|
| 利用場面 | お客様へサイトのどのページを案内していますか |
| 不足情報 | 電話や商談で繰り返し聞かれる質問は何ですか |
| 古い情報 | 現在の内容で事業実態と違う箇所はありますか |
| 採用 | 応募者へ事前に伝えたい仕事内容や条件は何ですか |
| 更新 | 変更したくても更新できなかった情報は何ですか |
| 優先度 | 公開時に必ず直したいものを3つ選んでください |
営業・顧客対応の現場へ聞く
「よいデザインはどれか」より、顧客から繰り返し聞かれる質問を集めます。料金、対応地域、納期、実績など、問い合わせ前にサイトで答えられる情報が見えてきます。よく送っている営業資料や、メールで案内するページも確認してください。
採用担当へ聞く
求人媒体だけでは伝えにくい仕事内容、職場の雰囲気、教育、選考の流れを聞きます。応募者から面接で質問される内容は、採用ページの候補です。募集要項の更新担当と確認頻度もあわせて把握しておきましょう。
更新担当へ聞く
どの情報がどれくらいの頻度で変わり、現在は誰へ修正を依頼しているかを確認します。お知らせ、実績、採用情報など、変化が多い箇所は更新方法まで要件に入れてください。「自分で更新したいか」だけでなく、実際に確保できる時間も聞くことが大切です。
顧客・利用者向けアンケートの質問例
- 当社を知ったあと、ホームページで最初に確認した情報は何ですか
- 探していたのに見つからなかった情報はありますか
- 問い合わせ前に不安だったことは何ですか
- わかりにくかった言葉やページはありましたか
- スマートフォンで操作しにくい箇所はありましたか
- 追加してほしい情報を一つ挙げるとしたら何ですか
行動を思い出せる聞き方にする
「満足しましたか」だけでは、何を直すべきかわかりません。「問い合わせ前にどの情報を見たか」「どこで迷ったか」のように、実際の行動を尋ねます。記憶が新しいうちに聞けるよう、問い合わせや契約後の案内に組み込む方法もあります。
個人情報を集めすぎない
改善に必要のない氏名や詳しい属性は求めないでください。匿名か記名か、回答を何に使うか、どこまで公開するかを最初に示します。顧客のコメントをサイトへ掲載したい場合は、アンケート回答とは別に掲載許可を取る必要があります。
回答しやすいアンケートの作り方
選択式と自由記述を組み合わせる
利用したページや困った場面は選択式にし、具体的な出来事を自由記述で補います。すべてを自由記述にすると負担が大きく、すべてを選択式にすると想定外の課題を拾えません。「その他」を用意し、最後に一つだけ自由記述を置くと答えやすくなります。
一度の調査で聞きすぎない
設問が増えるほど、途中で離脱したり、後半の回答が雑になったりします。今回の目的に直接関係する質問を優先してください。社内向けなら部署名、顧客向けなら利用場面など、分析に必要な属性だけを加えます。
誘導する質問を避ける
「デザインが古いと思いますか」と聞くと、古さを前提にした回答になります。「現在のサイトで使いにくい点はありますか」のように、賛成・反対のどちらも選べる形にしてください。候補デザインを比べる場合も、好みだけでなく情報の探しやすさを聞きます。
回答を制作要件へ変える方法
要望ではなく課題でまとめる
「動画を入れたい」「青色にしたい」といった回答は、そのまま制作要件にしません。動画で何を伝えたいのか、色でどんな印象を変えたいのかを確認します。解決したい課題を整理してから、制作会社と表現方法を決めてください。
頻度と重要度を分けて見る
回答数が多い意見だけが重要とは限りません。問い合わせフォームが送れない、会社情報が誤っているなど、少数でも事業への影響が大きい課題は優先します。回答数、利用者への影響、修正の緊急度で分けると判断しやすくなります。
対応すること・しないことを記録する
すべての要望を採用すると、目的のぼやけたサイトになります。公開時に対応する、公開後に検討する、今回は対応しないの3つに分け、理由を残してください。社内へ結果を共有するときも、採用しなかった意見の扱いが明確になります。
見てからwebでリニューアルする場合
見てからwebでは、今のサイトのURLと要望をもとに、契約前に動くトップページを最大3案まで無料で制作します。アンケートで集めた「探しにくい情報」「最初に見せたい内容」を共有すると、提案の優先順位を合わせやすくなります。
制作費は0円で、LIGHT月額9,900円、BUSINESS月額14,900円、RECRUIT月額19,900円です。税別、最低契約6ヶ月、初回3ヶ月分の先払いで、月3回までの更新、SEO、SSL、サーバーとドメイン管理が含まれます。大規模な利用者調査や専門的なユーザビリティテストが必要な場合は、調査会社や大規模サイトに対応する制作会社も検討してください。
よくある質問
アンケートは社内だけでもよいですか
社内の業務課題を把握する目的なら有効です。ただし、顧客がどこで迷うかは社内の想像と違うことがあります。可能なら問い合わせ経験のある顧客や利用者にも、少数でよいので行動を聞いてください。
デザイン案への投票で決めてもよいですか
投票だけで決めると、回答者の好みが中心になります。対象者に必要な情報が見つかるか、問い合わせへ進みやすいかなど、目的に沿う評価項目を加えてください。最終判断者も先に決めておきます。
結果は制作会社へそのまま渡せますか
渡せますが、回答一覧だけでなく、目的、優先度、対応する項目をまとめてください。自由記述の要望は背景となる課題を確認し、表現方法は制作会社と相談するのが安全です。
まとめ
ホームページリニューアルのアンケートでは、社内には顧客から聞かれる質問や更新の困りごとを、顧客には実際に探した情報や迷った場面を聞きます。好みではなく行動を尋ねることがポイントです。
集まった回答は、頻度だけでなく事業への影響と緊急度で整理します。対応すること、公開後に検討すること、対応しないことを分け、リニューアルの目的と構成へ反映してください。
