不動産会社のホームページ制作 問い合わせにつながる物件と信頼の見せ方
物件情報は大手のポータルサイトに載せているから、自社のホームページは会社概要だけで止まっている。広告費は毎月かかるのに、自社サイトから直接問い合わせが来る実感がない。作り替えたい気持ちはあっても、不動産会社のサイトは何を載せれば問い合わせにつながるのか、はっきりした答えが見えにくいものです。
物件をたくさん並べればいいわけでも、デザインを新しくすれば増えるわけでもありません。大切なのは、ポータルサイトでは伝わりにくい「この会社に相談したい」という気持ちを、自社サイトのどこで生むかです。この記事では、不動産会社のホームページに載せる情報の考え方を、物件の見せ方から会社の信頼づくり、広告表示のルールまで順番に整理します。作り方に迷っている方が、優先順位をつけて動けるようにまとめました。
この記事でわかること
- 大手ポータルサイトと自社ホームページの役割の違い
- 問い合わせにつなげるために載せるべき情報の整理
- 物件情報とスタッフ紹介、それぞれの見せ方の要点
- 宅建業法など、不動産広告で気をつけたい表示のルール
不動産会社のホームページが果たす役割 大手ポータルとの違い
物件を探す人の多くは、まず大手のポータルサイトで条件に合う物件を絞り込みます。数の多さや検索のしやすさでは、個社のサイトがポータルに正面から張り合うのは現実的ではありません。では自社サイトはいらないのかというと、そうではなく、役割が違います。
ポータルサイトは物件を横並びで比べる場所です。そこでは会社の違いが伝わりにくく、多くの場合、選ばれる決め手は物件そのものになります。一方で自社サイトは、「どの物件か」ではなく「どの会社に相談するか」で選ばれるための場所です。ポータル経由で気になる物件を見つけた人が、その会社の名前で検索して自社サイトを見に来る、という流れも少なくありません。そのときに会社概要だけの古いサイトだと、せっかく高まった関心が冷めてしまいます。
自社サイトが担える役割を整理すると、次のようになります。会社としての信頼感を伝えること。対応する担当者の人柄や顔が見えること。その地域にどれだけ詳しいかが分かること。そして、気軽に相談したくなる導線があること。物件を囲い込んで問い合わせを強いるのではなく、この会社なら相談してみたいと自然に思ってもらう。ここがポータルサイトとの一番の違いになります。
問い合わせにつながる 載せるべき情報の整理
何を載せるか迷ったら、訪れた人が「この会社に連絡してみよう」と思うまでに知りたいことを順番に用意する、と考えると整理しやすくなります。主な項目と、その役割をまとめました。
| 載せる情報 | 役割 | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| 物件情報・おすすめ物件 | 取り扱いの雰囲気を伝え、相談のきっかけをつくる | ポータルと同じ内容をただ並べ、更新が止まる |
| 会社紹介・代表あいさつ | どんな会社かを伝え、信頼の土台をつくる | 形式的な文章だけで、人柄や姿勢が見えない |
| スタッフ紹介 | 相談相手の顔を見せ、話しかけやすさを出す | 顔写真も名前もなく、誰に会うのか分からない |
| 対応エリア・地域情報 | その土地への詳しさを示し、地元の強みを伝える | 住所を書くだけで、地域の知識が伝わらない |
| お客様の声・実績 | 第三者の視点で安心材料を補う | 誇張された声を載せ、かえって不信を招く |
| 問い合わせ・来店予約の導線 | 迷わず連絡できる出口を用意する | 電話番号だけで、気軽に送れる手段がない |
すべてを一度に完璧にそろえる必要はありません。まず会社紹介とスタッフ紹介、問い合わせの導線を整えるだけでも、ポータル経由で名前を検索してきた人への印象は変わります。物件情報やお客様の声は、運用しながら育てていく前提で考えると無理がありません。
物件情報の見せ方
不動産のサイトというと物件一覧が主役に思えますが、自社サイトでの物件情報は、数を競うよりも見せ方と鮮度が問われます。ポータルサイトと役割を分けて考えるのがこつです。
情報が古いままにならない仕組みにする
物件情報で最も信頼を損なうのが、成約済みの物件がいつまでも載っていたり、募集条件が実態と違ったりする状態です。訪れた人はその一つで会社全体を判断します。自分たちで手早く更新できないと、更新が止まって古い情報が残り続けます。物件を細かく載せるほど更新の手間は増えるため、載せる範囲は運用できる量に抑え、更新のしやすさを制作段階で確認しておくことが大切です。無理なら、詳しい物件はポータルに任せ、自社サイトはおすすめ数件の紹介にとどめる割り切りも一つの手です。
写真と、そこにしかない一言を添える
同じ物件でも、写真の質と情報の添え方で印象は変わります。外観や室内の写真が暗い、点数が少ないというだけで、内見の候補から外れることがあります。加えて、ポータルの定型項目には載らない一言、たとえば周辺の雰囲気や日当たりの実感、近くの生活施設といった、実際に足を運んだ担当者だから書ける情報を添えると、その会社ならではの価値が伝わります。ここは地域に詳しい不動産会社が強みを出しやすい部分です。
ポータルサイトへの導線も無理に閉じない
物件を自社サイトだけで囲い込もうとすると、かえって使いにくくなります。詳しい条件検索はポータルのほうが便利なことも多く、そこへ自然につなぐ導線があっても構いません。大事なのは、物件を入り口にしつつ、最後に相談したくなる相手として自社を印象づけることです。物件で引きつけて会社で選んでもらう、という流れを意識すると、見せ方の判断がぶれにくくなります。
会社と担当者の「信頼」をどう見せるか
住まいや不動産の取引は金額も大きく、相手選びに慎重になる分野です。だからこそ自社サイトでは、物件以上に「この人たちなら任せられそうだ」という感覚を丁寧に育てる価値があります。
まず効くのが、スタッフの顔と人柄が見えることです。名前と顔写真、簡単な経歴や得意なこと、ひとことの自己紹介があるだけで、問い合わせのハードルは下がります。相談する側からすれば、どんな人が対応してくれるか分からない会社より、顔の見える会社のほうが連絡しやすいものです。担当者の顔が見えることは、大手ポータルでは出しにくい、地域の不動産会社ならではの強みになります。
会社としての姿勢も、あいさつ文や事業への考え方で伝えられます。どんな相談に応じられるのか、どんな地域を得意にしているのか、取引でどんな点を大切にしているのか。飾った言葉より、実際の仕事ぶりが想像できる具体的な書き方のほうが信頼につながります。お客様の声を載せる場合は、良い評価だけを誇張して並べるのではなく、実際の声を正直に紹介する姿勢が結果的に安心感を生みます。事実と違う体験談を作って載せることは、景品表示法などの観点からも避けるべきです。
対応エリアと地域情報で詳しさを伝える
地域密着を掲げる不動産会社にとって、対応エリアと地域情報のページは強みを示す場所になります。単に営業エリアを住所で書くだけでなく、その土地をどれだけ知っているかを見せると、地元で探している人に響きます。
たとえば、エリアごとの住みやすさや街の雰囲気、交通や買い物の便、学校や公共施設の様子など、そこで暮らす目線の情報です。これらは物件そのものの情報とは別に、その地域で長く商売をしてきた会社だから書ける内容です。地図や写真を添えると、土地勘のない人にも伝わりやすくなります。地域情報は一度作れば長く使えるうえ、その地域名で調べた人に見つけてもらいやすくなる面もあります。会社の強みが「地元への詳しさ」にあるなら、力を入れる価値の高いページです。
不動産広告で気をつけたい表示のルール
不動産のホームページで見落としてはいけないのが、広告表示のルールです。不動産の広告は宅地建物取引業法や関連する公正競争規約などで表示のしかたが定められており、自社サイトの物件情報や宣伝文もその対象になります。デザインや文章を考える前に、最低限の考え方は押さえておきます。
まず、実際より良く見せる誇大な広告は認められません。事実と異なる、あるいは事実を大きく上回る印象を与える表現は避けます。実際には取引できない物件や、取引する意思のない物件を載せて集客する「おとり広告」も禁止されています。「日本一」「業界最安」といった根拠のない最上級表現や、確かめられない断定も、不動産に限らず控えるべき表現です。
あわせて、宅地建物取引業者としての免許番号など、法令で求められる表示にも配慮が必要です。何をどこに記載すべきかは取り扱う内容によって変わるため、細かな判断は所属する業界団体の基準や専門家に確認するのが確実です。制作を依頼する場合も、不動産の広告表示に理解のある相手かどうかを見ておくと安心して進められます。ここは自社の信用に直結する部分なので、慎重に扱う価値があります。
作った後も続けられる 更新の仕組みと費用の考え方
不動産会社のサイトは、作って終わりではうまく回りません。物件情報もスタッフも地域の状況も変わっていくため、自分たちで手軽に更新できるかどうかが、長い目で見て成果を分けます。制作を頼む段階で、公開後に誰がどうやって更新するのか、更新のたびに費用や日数がかかる仕組みではないかを必ず確認しておきます。
もう一つ、踏み切りにくい理由が費用の読めなさです。完成するまで仕上がりが分からない、契約後に追加費用が膨らむかもしれない、という不安はよく聞きます。これは進め方の工夫で抑えられます。一つは、基本料金にどこまで含まれ、何が追加になるかを契約前にはっきりさせること。もう一つが、契約前に実際の仕上がりを見てから判断できるサービスを選ぶことです。
たとえば見てからweb(運営: REOrGA株式会社)は、契約前にトップページの案を最大3案まで無料で制作し、実際の見た目を確認してから続けるかを決められる仕組みです。気に入らなければ費用はかからず、進める場合も制作費は月額に含まれ、月に数回までの更新修正にも対応します。今使っているドメインやサーバ、会社メールをそのまま引き継いで、サイトだけ新しくすることもできます。物件検索システムを本格的に作り込みたい、会員機能や独自の予約システムが必須、という場合は、その領域を得意とする専門の制作会社のほうが向いています。自社に必要なのが「会社の顔として整い、更新も続けられるサイト」なのか、「作り込んだ独自機能」なのかを見極めたうえで、手段を選ぶとよいでしょう。
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よくある質問
物件はポータルサイトに載せているので、自社サイトはいらないのでは
役割が違うため、両方あって補い合う形が現実的です。ポータルは物件を横並びで比べる場所で、会社の違いは伝わりにくくなります。自社サイトは、会社の信頼や担当者の人柄、地域への詳しさを伝え、この会社に相談したいと思ってもらうための場所です。ポータルで物件を見て会社名で調べに来た人の受け皿としても働きます。物件はポータル、会社選びは自社サイト、と役割を分けて考えると迷いません。
物件情報は自社サイトに全部載せたほうがいいですか
必ずしもそうではありません。物件を細かく載せるほど更新の手間が増え、古い情報が残るとかえって信頼を損ないます。自分たちで手早く更新できる範囲を見極め、無理なら詳しい検索はポータルに任せて、自社サイトはおすすめ数件の紹介にとどめる割り切りも有効です。数より、情報が正確で新しいことを優先してください。
不動産のホームページで広告表示のルールに気をつける点はありますか
あります。不動産広告は宅地建物取引業法や公正競争規約などで表示のしかたが定められており、自社サイトの物件情報や宣伝文も対象です。誇大な広告や、取引できない物件で集客するおとり広告は認められません。免許番号など法令で求められる表示にも配慮が必要です。細かな判断は所属団体の基準や専門家に確認し、不動産広告に理解のある制作先を選ぶと安心です。
スタッフの顔写真は載せたほうがいいですか
載せられる場合は、問い合わせのしやすさに効きます。どんな人が対応してくれるか分かる会社のほうが、相談のハードルは下がるためです。名前と顔写真、ひとことの自己紹介があるだけでも印象は変わります。担当者の顔が見えることは、大手ポータルでは出しにくい地域の不動産会社ならではの強みです。掲載は本人の了解を得たうえで進めてください。
公開した後、自分たちで更新できますか
制作の依頼先とプランによります。物件情報やお知らせが変わる業種なので、公開後に誰がどう更新するのかは事前に確認しておきたい点です。更新のたびに費用や日数がかかる仕組みだと運用が続きません。月額制のサービスの中には、一定回数までの更新修正を料金内で対応するものもあります。見てからwebも月に数回までの更新修正に対応しています。
まとめ
不動産会社のホームページは、大手ポータルサイトと張り合って物件数を競う場所ではなく、「どの会社に相談するか」で選んでもらうための場所です。会社の信頼、担当者の顔、地域への詳しさ、そして相談したくなる導線。この四つを自社サイトで丁寧に見せることが、問い合わせにつながる土台になります。
載せる情報は、会社紹介とスタッフ紹介、問い合わせ導線から整えると無理がありません。物件情報は数より鮮度と見せ方を優先し、更新できる範囲に絞ります。あわせて、宅建業法などの広告表示ルールに配慮し、誇大な表現やおとり広告を避けることが、結果的に会社の信用を守ります。
作った後に更新が止まらない仕組みと、費用の読めなさへの備えも忘れたくない点です。もし「会社の顔として整ったサイトを、無理のない費用で持ち続けたい」という段階でしたら、見てからwebでは契約前に実際のトップページを無料でご覧いただける無料相談を用意しています。今のサイトのURLを送るだけで、作り直した姿を先に確認できます。手段選びの一つとして、気軽に検討してみてください。
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