採用サイトの社員インタビュー 質問例と読まれる形にまとめるコツ
採用サイトに社員インタビューを載せたほうがいいと聞いて用意してみたものの、出来上がったものを読み返すと当たり障りのない内容になっている。「やりがいがあります」「風通しがよい職場です」といった言葉が並ぶだけで、どこの会社にも当てはまりそうな文章になってしまった。書いた本人も、これで応募が増えるとは思えない。社員インタビューでよくあるつまずきです。
社員インタビューが機能するかどうかは、文章の巧さではなく、求職者が本当に知りたいことを聞けているかどうかで決まります。仕事の一日の流れ、入社前とのギャップ、大変だと感じる場面。こうした具体を引き出せれば、飾らない文章でも十分に伝わります。この記事では、目的別の質問例と、話を引き出す進め方、読まれる形へのまとめ方を整理していきます。
この記事でわかること
- 社員インタビューが採用で果たす役割
- 目的別に使える質問例
- 当たり障りのない答えを避けるための聞き方
- 人数が少ない会社での作り方と、掲載時の配慮
社員インタビューは何のためにあるのか
載せる前に、このページが果たしている役割をはっきりさせておくと、質問の設計が変わります。
求職者は「自分がそこにいる姿」を確かめている
求人票からは、仕事の内容と条件はわかります。しかし、実際に働いている人がどんな一日を過ごし、何に手応えを感じ、何に苦労しているのかは伝わりません。求職者は社員インタビューを読んで、自分がその会社で働いている姿を想像できるかを確かめています。想像できる材料を渡せているかどうかが、このページの成否を分けます。
会社の言葉より、働く人の言葉のほうが届く
会社が自社を説明する文章は、どうしても宣伝として受け取られます。同じ内容でも、実際に働いている人の口から出た言葉になると、受け取られ方が変わります。とくに知名度で大手に及ばない中小企業では、この差が効いてきます。採用サイト全体で何を載せるかは採用サイトに必要なコンテンツをまとめた記事で整理しています。
目的別の質問例
何を伝えたいかによって、聞くべきことは変わります。目的ごとに質問例を挙げます。すべてを聞く必要はなく、3つから5つに絞って深く聞くほうが良い記事になります。
| 伝えたいこと | 効く質問の方向 |
|---|---|
| 仕事の実際 | 一日の流れ、担当している業務の具体 |
| 入社の決め手 | 他社と比べて何が決め手になったか |
| ギャップの有無 | 入社前の想像と違ったこと |
| やりがい | 最近うれしかった具体的な出来事 |
| 大変さ | 難しいと感じる場面と、その乗り越え方 |
| 職場の雰囲気 | 困ったときに誰にどう相談するか |
仕事の実際を聞く質問
- 出社してから帰るまで、昨日は何をしていましたか
- いま担当している仕事を、家族に説明するとしたらどう言いますか
- 一週間のうち、どの作業にいちばん時間を使っていますか
- 入社してすぐの頃は、どんな仕事から始めましたか
入社の決め手を聞く質問
- 他にも受けていた会社があったと思いますが、最後の決め手は何でしたか
- 面接や見学のときに、印象に残っている場面はありますか
- 転職を考えていたとき、何を重視して探していましたか
ギャップと大変さを聞く質問
- 入社前に想像していたのと違ったことはありますか
- いちばん苦労したのはどんな場面でしたか
- いまでも難しいと感じるのはどんなときですか
- それをどうやって乗り越えましたか、誰かに助けてもらいましたか
やりがいと雰囲気を聞く質問
- 最近うれしかった出来事を一つ挙げるとしたら何ですか
- お客様や現場から言われて印象に残っている言葉はありますか
- わからないことがあったとき、誰にどうやって聞いていますか
- どんな人と一緒に働きたいと思いますか
当たり障りのない答えを避ける聞き方
質問リストがあっても、聞き方によって出てくる言葉の質は変わります。
抽象的な質問をそのまま投げない
「やりがいは何ですか」と聞くと、多くの人は「お客様に喜んでもらえることです」と答えます。これは正直な答えですが、どの会社でも出てくる言葉です。そうではなく、「最近うれしかった出来事を一つ教えてください」と、具体を求める形に言い換えると、その人にしか語れない話が出てきます。
「いつ」「誰と」「何を」で掘り下げる
答えが抽象的だったときは、そこで止めずに一段掘ってください。「それはいつごろの話ですか」「そのとき誰と一緒でしたか」「具体的に何をしたのですか」。この3つを重ねるだけで、話は具体的になります。
大変なことも聞いておく
良い面だけを並べたインタビューは、読み手に宣伝として受け取られます。むしろ大変だと感じる場面を正直に語ってもらったほうが、全体の信頼度が上がります。あわせて、その大変さをどう乗り越えたか、誰が助けてくれたかまで聞ければ、職場の支え合い方も伝わります。実態より良く見せて集めた応募は、入社後の早期離職につながります。
録音して、後で整える
その場でメモを取りながら聞こうとすると、掘り下げる余裕がなくなります。本人の許可を得たうえで録音し、会話に集中してください。文章にするのは後からで構いません。
読まれる形にまとめるコツ
聞いた内容をそのまま並べても読まれません。整える段階でいくつか押さえどころがあります。
一人あたりは長くしすぎない
読み手は複数人のインタビューを流し読みします。一人あたりが長すぎると最後まで読まれません。質問と答えを3つから5つに絞り、答えも数行にまとめるほうが読まれます。書ききれなかった内容は、面接の場で話せば十分です。
話し言葉を残す
整えすぎて全員が同じ文体になると、誰が話しているのかわからなくなります。文法として多少崩れていても、その人らしい言い回しは残したほうが人柄が伝わります。
プロフィールを短く添える
入社年、担当している仕事、前職の有無。この3つがあるだけで、読み手は自分と重ねやすくなります。年齢や出身校は必須ではありません。
写真は働いている場面で
正面を向いて撮った証明写真のような一枚より、作業している場面や同僚と話している場面のほうが、職場の空気が伝わります。スマートフォンで撮ったもので構いません。
人数が少ない会社での作り方
社員が数人しかいない、インタビューに出てもらえる人が限られている。こうした場合でも、方法はあります。
一人でも載せる価値はある
複数人そろえなければ意味がない、ということはありません。一人分でも、その人が実際に働いている言葉があるだけで、何もないよりはるかに伝わります。まず一人から始めて、増えたら足していく形で構いません。
代表や経営者の言葉も使える
社員のインタビューが用意できない場合、代表がどんな人と働きたいのか、会社をどうしていきたいのかを語るページでも代わりになります。小さな会社では、代表の人柄そのものが応募の判断材料になります。
掲載時の配慮を忘れない
顔写真と実名の掲載については、必ず本人の同意を取ってください。抵抗がある場合は、下の名前だけ、イニシャル、後ろ姿の写真といった形でも成立します。また、退職したときにどうするかも先に決めておくと、後で困りません。
採用ページをどこに置くか
インタビューを用意しても、置き場所がなければ届きません。
まずは会社サイトの中で構わない
独立した採用サイトを立ち上げるのは、採用に本格的に投資する段階になってからで問題ありません。会社サイトの中に採用ページを作り、そこにインタビューを置くところから始めるほうが、費用も運用の負担も抑えられます。判断の目安は中小企業の採用サイトの作り方をまとめた記事で整理しています。
追加と更新ができる形にしておく
インタビューは、人が増えたときや異動があったときに足していくものです。追加のたびに見積もりが必要な形だと、結局一人分のまま何年も止まります。たとえばサブスク型のホームページ制作である見てからwebでは、月額のなかに毎月3回までの更新、SEO、SSL、サーバーとドメインの管理が含まれ、制作費は0円です。料金はLIGHTプラン(1〜2ページ)が月額9,900円、BUSINESSプラン(3〜7ページ)が月額14,900円、RECRUITプラン(8〜12ページ)が月額19,900円で、いずれも税別・最低契約6ヶ月です。採用ページと社員紹介まで載せる場合は8〜12ページに対応するRECRUITプランが目安になります。契約前に動くトップページを最大3案まで無料で確認できるため、載せたい内容が形になるところを見てから決められます。
ただし、応募管理の仕組みや、大量の職種ごとのページが必要な規模であれば、採用管理に対応した仕組みを検討するほうが適しています。採用の規模から選んでください。
社員インタビューを載せたページの形を、実物で確かめられます。今のサイトのURLを送るだけで無料です。
無料でトップページを見てみる →気に入らなければ費用は一切かかりません。制作費0円・月額制で始められます。
よくある質問
社員インタビューは何人分載せればよいですか
人数より中身です。一人分でも、実際に働いている人の具体的な言葉があれば伝わります。複数人載せる場合は、職種や入社年数に幅を持たせると、読み手が自分と重ねやすくなります。まず一人から始めて、増えたら足していく形で構いません。
どんな質問をすればよいですか
抽象的な質問ではなく、具体を求める形にしてください。「やりがいは何ですか」ではなく「最近うれしかった出来事を一つ教えてください」と聞くと、その人にしか語れない話が出てきます。一日の流れ、入社の決め手、入社前とのギャップ、大変な場面の4つを軸にすると組み立てやすくなります。
大変なことも書いたほうがよいですか
書いたほうが全体の信頼度が上がります。良い面だけを並べたインタビューは宣伝として受け取られ、入社後のギャップによる早期離職にもつながります。大変さと、それをどう乗り越えたかまで書ければ、職場の支え合い方まで伝わります。
顔写真は必要ですか
あるほうが伝わりますが、必須ではありません。本人が抵抗を感じる場合は、後ろ姿や作業中の手元の写真でも成立します。実名についても、下の名前だけやイニシャルという形が使えます。掲載前に必ず本人の同意を取ってください。
社員が辞めたらインタビューはどうすればよいですか
掲載を続けるか外すかを、事前に本人と決めておくのが安全です。退職後も掲載され続けることに抵抗を感じる方は少なくありません。掲載時に「退職した場合は削除する」といった取り決めをしておけば、後で判断に迷わずに済みます。
まとめ
採用サイトの社員インタビューが機能するかどうかは、文章の巧さではなく、求職者が知りたいことを聞けているかで決まります。求職者は、自分がその会社で働いている姿を想像できるかを確かめています。想像の材料になるのは、抽象的な言葉ではなく具体的な出来事です。
質問は、一日の流れ、入社の決め手、入社前とのギャップ、大変な場面の4つを軸にしてください。抽象的な答えが返ってきたら「いつ」「誰と」「何を」で一段掘る。大変さも正直に語ってもらうほうが、全体の信頼度は上がります。
まとめる段階では、一人あたりを長くしすぎず、話し言葉を残し、働いている場面の写真を添える。人数が少なければ一人分から始めて構いません。そして顔写真と実名の掲載、退職時の扱いについては、事前に本人と取り決めておいてください。
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