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クリニックのホームページリニューアル 患者に選ばれるための見直し方

開院のときに作ったホームページを、そのまま何年も使っている。スマートフォンで開くと文字が小さく、診療時間の表が横にはみ出す。診療科目を増やしたのに載っていない、非常勤の先生の情報が古い。患者さんから「予約はどこからできますか」と電話で聞かれることが続いている。クリニックのホームページは、開院時に一度作ったあと手を入れる機会がないまま古くなりやすいものです。

クリニックのリニューアルで最初に手を付けるべきは、デザインの刷新ではありません。患者さんが受診を決める直前に確かめている情報が、スマートフォンで正しく読めるかです。診療時間、休診日、場所、予約方法。この4つが読み取れないサイトは、どれだけ見た目を整えても来院につながりません。この記事では、見直す順番と、医療特有の注意点を整理していきます。

この記事でわかること

  • 患者さんが受診前に確かめている情報
  • リニューアルで見直す順番(優先度つき)
  • 医療広告規制で気をつけたい表現
  • これまでの検索評価を落とさないための注意点

患者さんは受診の直前に何を見ているか

クリニックのサイトを訪れる人は、たいていすでに受診を検討しています。まったく知らないクリニックを探している段階の人もいますが、多くは地図アプリや紹介、看板で名前を知り、最後の確認に来ています。

確かめたいこと知りたい中身抜けていると
今日行けるか診療時間、休診日、受付終了時刻電話で聞かれる、他院に流れる
どうやって行くか住所、最寄り駅からの道順、駐車場来院を諦められる
予約が要るか予約制か、当日受付か、予約の方法問い合わせが増える
自分の症状を診てもらえるか診療科目、対応している症状や検査該当しないと思われる
誰が診るか医師の経歴、専門、担当曜日不安が残る

電話で聞かれていることが、直すべき場所

どこを直せばいいか迷ったら、受付でよく聞かれる質問を書き出してみてください。「今日やっていますか」「予約は必要ですか」「駐車場はありますか」。電話で繰り返し聞かれる内容は、サイトで読み取れていない情報です。これを埋めるだけで、患者さんの手間と受付の負担が同時に減ります。

見直す順番

すべてを一度に作り直そうとすると、費用も期間も膨らみます。効果の大きい順に手を入れてください。

1. スマートフォンで読める状態にする

最優先はここです。自分のスマートフォンで自院のサイトを開き、文字が小さすぎないか、診療時間の表が横にはみ出していないか、電話番号を押して発信できるかを確認してください。パソコンでは問題なく見えても、スマートフォンで崩れているサイトは今も少なくありません。受診を検討している人の多くがスマートフォンから見ている以上、ここが崩れていると他をどれだけ整えても届きません。

2. 診療時間と休診日を正確に、見やすく

診療時間の表は、クリニックのサイトで最も見られる部分です。曜日ごとの午前と午後、受付終了時刻、昼休みの時間、そして休診日。加えて、祝日の扱いや臨時休診の告知を出せる場所があるかも確認してください。臨時休診を載せられないサイトは、いちばん必要なときに使えません

3. 予約の方法をはっきりさせる

予約制なのか当日受付なのか、初診でも予約できるのか。ここが曖昧だと電話が増えます。ウェブ予約を導入しているなら、トップページのすぐ目に入る位置にボタンを置いてください。導入していないなら「予約不要・直接お越しください」と書くだけで、患者さんは動けます。

4. 診療科目と対応できる症状を具体的に

科目名だけを並べても、患者さんは自分の症状が該当するか判断できません。よくある症状や、対応している検査を具体的に書いておくと、受診の判断がしやすくなります。載せる内容の考え方はクリニックのホームページ制作をまとめた記事で整理しています。

5. 医師とスタッフ、院内の様子

初めて行く医療機関には誰でも不安があります。医師の経歴と専門、担当する曜日、院内の写真があるだけで、その不安はやわらぎます。写真は待合室、受付、診察室があれば十分です。プロの撮影が理想ですが、明るい時間帯にスマートフォンで撮ったものでも実用になります。

6. 最後にデザイン

ここまで整えたうえで、見た目を新しくする順番です。逆にすると、きれいになったのに電話は減らないという結果になりがちです。

医療特有の注意点

クリニックのサイトには、他の業種にはない制約があります。制作会社が医療分野に不慣れだと、この部分で修正が発生します。

医療広告規制を意識した表現

医療機関の広告には、医療法にもとづく規制があります。詳細は厚生労働省が公表している医療広告ガイドラインで確認する必要がありますが、誤解を招く表現や、他院と比べて優れていると示す表現、患者の体験談の扱いには注意が必要です。「日本一」「絶対安全」といった表現や、治療前後の写真の掲載には条件があります。

判断に迷う表現は、掲載前に院長と制作会社の双方で確認してください。ここは自己判断で進めず、必要に応じて所轄の保健所や専門家に相談するのが安全です。この記事では具体的な可否の判断は示しませんので、必ず一次情報のガイドラインをご確認ください。

自由診療の費用表示

自由診療を扱っている場合、費用の表示には別途の要件があります。総額や、標準的な費用の範囲、その他必要な情報の記載が求められます。掲載する前に、記載すべき項目を確認しておいてください。

スタッフや患者さんの写真

院内の写真を撮る際、患者さんが写り込まないよう配慮が必要です。スタッフの写真についても、掲載の同意を取っておいてください。退職した場合の扱いも先に決めておくと、後で困りません。

検索評価を落とさないための注意点

リニューアルで見落とされやすいのが、これまで積み上げてきた検索での見え方です。

URLを変えるかどうかを先に決める

ページ構成を組み直すとURLが変わり、以前のURLに対する評価の行き先がなくなります。デザインだけを新しくするのであれば、URLを変えないという選択もできます。変える場合は、旧URLから新URLへの転送を1ページずつ設定してください。詳しくはリニューアルで検索順位を落とさない方法をまとめた記事で解説しています。

Googleビジネスプロフィールとの整合

クリニックの場合、患者さんは地図アプリから来ることが多くあります。診療時間や電話番号をサイトで変更したら、Googleビジネスプロフィール側も同じ内容に更新してください。両方の情報が食い違っていると、患者さんの混乱と信頼の低下につながります

公開前に検索エンジンへの設定を確認

制作中のサイトが検索に出ないよう設定していた場合、公開時にその解除を忘れると、サイト全体が検索から消えます。公開前チェックの筆頭に入れておいてください。

公開後に更新できる形にする

クリニックのサイトでいちばんもったいないのは、臨時休診や担当医の変更を載せられないまま放置されることです。

更新が必要になる情報は決まっている

臨時休診と年末年始の診療、担当医の変更、診療科目や検査の追加、予約方法の変更。この4つは変わる頻度が高く、しかも古いままだと患者さんに直接迷惑がかかります。逆に言えば、それ以外の部分は頻繁に手を入れる必要がありません。

自分で直せるか、任せられるか

診療の合間にサイトを更新するのは現実的ではありません。かといって、そのつど制作会社に見積もりを取る形だと、臨時休診の告知が間に合いません。公開後に誰がどこまで触れるのかを、制作の段階で決めておいてください。

たとえばサブスク型のホームページ制作である見てからwebでは、月額のなかに毎月3回までの更新、SEO、SSL、サーバーとドメインの管理が含まれ、制作費は0円です。料金はLIGHTプラン(1〜2ページ)が月額9,900円、BUSINESSプラン(3〜7ページ)が月額14,900円、RECRUITプラン(8〜12ページ)が月額19,900円で、いずれも税別・最低契約6ヶ月・初回3ヶ月分の先払いです。診療案内や医師紹介まで載せる場合はBUSINESSプラン以上が目安になります。契約前に動くトップページを最大3案まで無料で確認できるため、作り直したあとの見た目を先に確かめてから決められます

ただし、ウェブ予約システムの導入や電子カルテとの連携、オンライン診療の仕組みが必要な場合は、医療分野の要件に対応できる制作会社や専用サービスに相談するほうが適しています。また、医療広告規制の判断まで踏み込んだ確認が必要な場合は、医療分野の実績がある制作会社を選ぶほうが安心です。必要な機能と確認したい範囲から相談先を選んでください。

今のサイトをどう変えるか、実物のトップページ案で確かめられます。今のサイトのURLを送るだけで無料です。

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よくある質問

クリニックのホームページはどれくらいで作り直すものですか

決まった年数はありません。判断の目安は、スマートフォンで診療時間の表が崩れずに読めるか、今の診療内容と合っているか、臨時休診を自分たちで載せられるかの3点です。ここに引っかかるものがあれば、年数にかかわらず見直しどきだと考えてよいでしょう。

まず何から直せばよいですか

スマートフォンでの表示です。次に診療時間と休診日の見やすさ、予約方法の明示、診療科目の具体化と続きます。デザインの刷新は最後で構いません。順番を逆にすると、見た目はきれいになったのに電話での問い合わせは減らない、という結果になりがちです。

医療広告規制で気をつけることは何ですか

誤解を招く表現、他院と比べて優れていると示す表現、患者の体験談、治療前後の写真の扱いには注意が必要です。ただし可否の判断は個別の事情によるため、必ず厚生労働省の医療広告ガイドラインを確認し、迷う表現は掲載前に専門家や所轄の保健所に相談してください。自己判断で進めないことをおすすめします。

URLは変えないほうがよいですか

変えずに済むなら、変えないほうが安全です。URLが変わると、これまでの検索評価を引き継ぐための転送設定が必要になり、漏れがあると流入を失います。ページ構成を大きく変える場合は、旧URLと新URLの対応表を作ってから進めてください。

臨時休診をすぐ載せられるようにするには

お知らせを自分たちで追加できる作りにしておくか、更新をすぐ頼める体制にしておくかのどちらかです。制作を依頼する段階で「臨時休診をどうやって載せるのか」を具体的に確認してください。ここが決まっていないと、いちばん必要なときに使えないサイトになります。あわせてGoogleビジネスプロフィールの更新も忘れずに行ってください。

まとめ

クリニックのホームページリニューアルで最初に手を付けるのは、デザインではなくスマートフォンでの表示です。次に診療時間と休診日の見やすさ、予約方法の明示、診療科目の具体化、医師と院内の紹介と続き、デザインの刷新は最後で構いません。どこを直すか迷ったら、受付でよく聞かれる質問を書き出してください。それがそのまま直すべき場所です。

医療機関には広告規制があるため、表現には注意が必要です。誤解を招く表現、他院との優劣を示す表現、体験談や治療前後の写真の扱いは、厚生労働省の医療広告ガイドラインを確認し、迷うものは掲載前に専門家へ相談してください。自己判断で進めない領域です。

あわせて、URLを変えるかどうかを先に決め、変える場合は1ページずつ転送を設定してください。診療時間を変更したらGoogleビジネスプロフィール側もそろえること、そして臨時休診をすぐ載せられる形を制作の段階で確保しておくことが、公開後に効いてきます。

臨時休診まで自分たちで載せられる形にしたい方へ。今のサイトのURLを送るだけで、トップページ案を無料で確認してみてください。

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