工務店のホームページリニューアル 施工事例と問い合わせ導線の見直し方
施工事例の最終更新が3年前で止まっている。会社案内のページに、もう在籍していない担当者が載っている。工務店のホームページを開き直すと、こうした置き去りが見つかります。
家づくりを考えている人は、来場や相談の前に必ず調べます。そこで見られるのは会社の姿勢です。全部を作り直す前に、見られている順に直すほうが結果は早く出ます。
この記事でわかること
- 工務店のサイトで最初に見直す順番
- 古くなった施工事例をどう整理するか
- 対応エリアと会社情報で信用を落とさない書き方
- 作り直したあと更新を続けられる形にする方法
検討者は来場の前にサイトを見比べている
工務店選びは、資料請求や見学会の前にサイトで絞り込まれます。写真の量と新しさ、対応エリア、会社の実在感が判断の材料になります。
比較の対象は近隣の同業だけではありません。ハウスメーカーの整ったサイトと並べて見られます。そこで勝負するのはデザインの豪華さではなく、自分たちの地域で、自分たちの予算感で、実際に建てているという手触りです。写真と情報の鮮度がそれを伝えます。
新しく作る場合の考え方は工務店のホームページ制作にまとめています。この記事は、すでにサイトがある前提で、どこから直すかに絞ります。
見直す順番
優先順位は、来場前に確認される情報の順に並べてください。デザインの刷新から入ると、費用をかけた割に反応が変わらないことがあります。
1. スマートフォンでの見え方
自分のスマートフォンで自社サイトを開いてください。写真が読み込まれるまで待たされる、文字が小さい、電話番号を押しても発信できない。この3つがあれば最優先で直します。施工事例は写真の枚数が多く、表示が重くなりやすいページです。
2. 施工事例の鮮度と並び
最新の事例が一番上に来ているかを確認します。更新が止まっていると、今も営業しているのかという疑問が生まれます。並び順が古いままなら、まずそこを直してください。
3. 対応エリアと会社情報
どこまで施工に行くかは、問い合わせるかどうかの分かれ目になります。市区町村名まで書かれているかを確認してください。会社概要の許認可、建設業許可の番号、代表者名が現在の内容と一致しているかもあわせて見ます。
4. 問い合わせの導線
資料請求、見学会の予約、電話相談。どれを一番増やしたいかを一つ決め、その導線を目立つ位置に置きます。入力項目が多すぎるフォームは、途中で離脱されます。
5. 最後にデザイン
ここまで整えたうえで、写真の見せ方やレイアウトを見直します。順番を逆にすると、きれいになったのに問い合わせが変わらないという結果になりがちです。
古い施工事例をどう扱うか
事例は数より、見せ方と鮮度で判断されます。古い事例をすべて消す必要はありませんが、整理は必要です。
残す事例と落とす事例を分ける
今も同じ仕様で建てられるもの、写真がきれいなもの、対応エリア内のものを残します。写真が暗い、間取りの考え方が今と違う、掲載の許可が確認できないものは落とす候補です。数を絞ったほうが、一件ごとの印象は強くなります。
年代が分かるようにする
竣工年を入れておくと、古い事例でも意図が伝わります。年代が書かれていない事例だけが並ぶより、2018年の事例と2025年の事例が並んでいるほうが、実績の積み重ねとして読めます。
写真の許可を確認し直す
施主の許可を得て掲載した写真でも、年数が経っている場合は扱いを確認しておくと安全です。外観だけにする、住所が特定できる情報を外すといった判断もあります。表札や車のナンバーが写り込んでいないかも見てください。
1件あたりの情報をそろえる
面積、工期、間取りの考え方、施主の要望と対応した内容。項目をそろえておくと、比較しやすくなります。古い事例に情報が足りない場合は、書ける範囲で追加するか、写真中心の見せ方に切り替えてください。
問い合わせにつながる導線の直し方
問い合わせが少ない工務店のサイトは、入り口が分かりにくいか、心理的な負担が高いかのどちらかであることが多くなります。
次の一歩を一つに絞る
資料請求、見学会予約、来店相談、電話、LINE。選択肢が多いほど迷わせます。一番つながりやすい経路を一つ決め、それを大きく置いてください。他の経路は補助として残します。
相談のハードルを下げる文言にする
「お問い合わせ」より「土地探しから相談できます」「予算だけ聞きたい方も」のほうが、押しやすくなります。まだ検討初期の人が多い業種なので、契約に近い言葉だけを置かないでください。
フォームの項目を減らす
建築予定地、予算、希望時期をすべて必須にすると、決まっていない人が離脱します。名前と連絡先だけ必須にして、他は任意にする方法があります。
各ページの終わりに導線を置く
施工事例を見終わったところ、会社案内を読み終わったところが、行動の起きやすい位置です。ページの最後に相談への案内を置いてください。問い合わせを増やす考え方はホームページからの問い合わせを増やす方法でも整理しています。
作り直すときに検索での見つかりやすさを落とさない
すでに検索から来ている人がいるなら、URLの扱いを先に決めてください。ページのアドレスが変わると、そこまで積み上げた評価が引き継がれないことがあります。
施工事例は1件ごとにページが分かれていることが多く、対象が数十件になる場合もあります。旧URLから新URLへの転送を、どのページまで設定するかを制作会社と決めてください。詳しい手順は検索順位を落とさないためのURLとリダイレクトの引き継ぎで説明しています。
あわせて、Googleビジネスプロフィールに登録している情報とサイトの表記がそろっているかも確認します。会社名、住所、電話番号の書き方が違うと、地図検索での見え方に影響することがあります。
公開後に更新を続けられる形にする
工務店のサイトで一番効くのは、施工事例が増え続けることです。作り直すときは、更新のしやすさを条件に入れてください。
誰が写真を撮って、誰が載せるかを決める
引き渡しのタイミングで撮る人、文章を書く人、サイトに載せる人を決めておきます。決めていないと、写真はあるのに載っていない状態が続きます。
載せる項目をあらかじめ決めておく
毎回同じ項目で書けるようにしておくと、負担が下がります。写真3枚、竣工年、面積、要望と対応した内容、といった型を作ってください。
自社で直すか、依頼するかを決める
社内に担当を置ける規模なら自社更新が向きます。人手が足りないなら、更新を依頼できる契約にしておくほうが現実的です。月額に更新が含まれる形なら、その都度の見積もりが不要になります。
見てからwebでリニューアルする場合
見てからwebでは、契約前に動くトップページを最大3案まで無料で制作します。必要なのは基本的に今のホームページのURLだけで、制作の目安は3営業日以内です。施工事例をどう並べるか、問い合わせをどこに置くかを実物で見てから判断できます。
制作費は0円で、公開後はLIGHT月額9,900円が1〜2ページ、BUSINESS月額14,900円が3〜7ページ、RECRUIT月額19,900円が8〜12ページです。税別、最低契約6ヶ月、初回は3ヶ月分の先払いになります。月額には月3回までの更新、SEO、SSL、サーバーとドメインの管理が含まれます。既存のドメインやサーバー、会社メールをそのまま使いながらホームページだけ新しくする進め方にも対応しています。
施工事例を大量に管理したい、来場予約をシステムで受け付けたいといった要望がある場合は、専用の仕組みを持つ制作会社のほうが合います。必要な機能を先に伝えてください。
よくある質問
施工事例は何件くらい載せるとよいですか
件数より、写真の質と情報のそろい方が効きます。古い事例を大量に並べるより、今の仕様で建てられる事例を絞って見せるほうが伝わりやすくなります。
古い施工事例は削除したほうがよいですか
すべて消す必要はありません。竣工年を入れて残す方法があります。写真が暗い、掲載の許可が確認できない事例は落とす候補になります。
スマートフォン対応だけ先に直せますか
今のサイトの作りによります。部分的な修正で対応できる場合と、構造から作り直す必要がある場合があるため、現状を確認してもらってください。
写真はプロに撮ってもらうべきですか
外観と内観の主要カットはプロに頼む価値があります。工事中の様子や打合せの風景は、社内で撮ったもののほうが空気が伝わることもあります。全部を外注する必要はありません。
作り直すと今の問い合わせが減りませんか
URLの引き継ぎを適切に行い、問い合わせ導線を残せば、減らさずに移せます。導線の位置を変える場合は、公開後に問い合わせ数を見て調整してください。
まとめ
工務店のホームページを作り直すときは、スマートフォンでの見え方、施工事例の鮮度、対応エリアと会社情報、問い合わせ導線の順に見直してください。デザインの刷新は最後で構いません。
施工事例は数を増やすより、今の仕様で建てられるものに絞り、竣工年と項目をそろえます。掲載の許可と写り込みの確認も、あわせて行ってください。
作ったあとに更新が止まると、また同じ状態に戻ります。誰が撮り、誰が載せるかを決め、更新できる形で作り直すところまでを計画に入れてください。
