ホームページリニューアルの期間の目安 工程別のスケジュールと短縮のコツ
作り直したい気持ちは固まってきた。でも、いざ動くとなると「どれくらいで終わるのか」が読めません。年度末までに間に合うのか、繁忙期にかからないか、社内にいつ「新しくなります」と言えるのか。全体の期間が見えないと、社内の予定も外への案内も立てられず、そのまま先送りになりがちです。
先にお伝えすると、リニューアルの期間は「何ページ作るか」だけでは決まりません。原稿や写真がそろっているか、社内で決める人がすぐ動けるか、確認をため込まずに返せるか。この準備と進め方の部分が、実は制作そのものより全体の長さを左右します。この記事では、期間を工程ごとに分けて、どこに時間がかかり、どうすれば短くできるのかを整理します。断定的な週数は規模によって大きく変わるため書かず、依頼先に目安を聞くときの見取り図としてお使いください。
この記事でわかること
- ホームページリニューアルの期間を工程別に分けた全体像
- どの工程に時間がかかり、何が期間を左右するのか
- 期間が想定より延びてしまう主な原因
- 品質を落とさずにリニューアル期間を短くするコツ
ホームページリニューアルの期間の全体像
期間を考えるときは、リニューアルを一つのかたまりで見るより、工程に分けて眺めるほうが見通しが立ちます。それぞれの工程で「何をやるか」と「何によって長さが変わるか」を並べると、自社の場合にどこが重くなりそうかが掴めます。まずは全体を俯瞰します。
| 工程 | やること | 期間を左右する要因 |
|---|---|---|
| 1. 目的整理・要件定義 | 何を良くするか決め、必要なページと情報をまとめる | 社内の意思決定の速さ次第。目的が定まらないと長引く |
| 2. 構成案・デザイン | ページの構成とトップのデザイン方向を固める | 案の確認と修正の回数によって変動 |
| 3. 原稿・写真の準備 | 載せる文章と写真をそろえる | 素材の有無で大きく変動。ゼロから作ると最も延びやすい |
| 4. 制作・確認・修正 | 全ページを組み、表示や文言を確認して直す | ページ数と、確認のレスポンスの速さによる |
| 5. 公開前チェック・公開 | 表示崩れ・スマホ・リンクを確認して公開する | 規模による。ここは飛ばせない |
表を見て気づくのは、期間を左右する要因の多くが「制作の速さ」ではなく「準備と確認の速さ」に寄っている点です。つまり全体の長さは、依頼先の作業スピードと同じくらい、自社側の動き方で決まります。次の章から、工程ごとに何に時間がかかるのかを掘り下げます。
工程ごとに何に時間がかかるか
同じ「リニューアル」でも、どの工程が重くなるかは会社によって違います。自社がどこでつまずきそうかを先に見当づけておくと、スケジュールの読みが現実に近づきます。
目的整理・要件定義に必要な時間
意外に見落とされがちなのが、この最初の工程です。作業としては打ち合わせと社内相談が中心で、手を動かす制作はまだ始まりません。それでも、ここが決まらないと後の工程がすべて動き出せないため、実質的な着手時期を左右します。「何を良くしたいか」を一つに絞れていれば数回のやり取りで固まりますが、社内で意見がまとまらなかったり、決める人となかなか時間が取れなかったりすると、この段階だけで想定以上に日数が過ぎます。進め方の全体像はホームページリニューアルの進め方の記事で手順に沿って整理していますので、要件を固める前に一度目を通しておくと迷いが減ります。
構成案とデザインを固めるまで
目的が定まると、次はページの構成とトップページのデザイン方向を決める工程に入ります。ここで時間の伸び縮みを生むのは、案を見てからの確認と修正の回数です。提示された案に対して「もう少しこうしたい」を何度も往復すると、そのたびに待ち時間が積み上がります。逆に、社内で「見るべき人」と「決める人」を先に決めておき、一回ごとにまとめてフィードバックを返せば、往復は減ります。デザインは好みが分かれやすい部分だけに、確認の体制をどう組むかがそのまま期間に響きます。
原稿と写真の準備が律速になりやすい
全体の期間を最も左右しやすいのが、実はこの原稿と写真の準備です。制作会社がどれだけ速く動けても、載せる文章や写真がそろわなければページは完成しません。既存サイトの文章をほぼ流用できる、使える写真がすでにある、という状態なら準備は軽く済みます。反対に、サービスの説明も会社の紹介もゼロから書き起こし、写真も撮り直すとなると、この工程が全体のボトルネックになりがちです。文章を書く作業は本業の合間に後回しになりやすく、ここで数週間単位の遅れが出ることも珍しくありません。期間を気にするなら、まず素材の準備状況を正直に棚卸ししておくのが近道です。
制作と確認・修正の進み方
素材がそろえば、いよいよ全ページを組んでいく工程です。ここでの長さはページ数に比例しますが、それ以上に効いてくるのが確認のレスポンスの速さです。制作側から「この内容で問題ないか」を尋ねられたとき、返事が数日空くと、その分だけ作業が止まります。確認待ちの時間は目に見えにくいぶん、気づかないうちに全体を押し延ばします。誰がいつまでに確認して返すかを決めておくだけで、この工程はかなり締まります。
公開前チェックと公開
最後に、公開前のチェックと公開の工程があります。作業量としては大きくありませんが、飛ばしてはいけない部分です。スマホでの表示崩れ、リンク切れ、URLやリダイレクトの設定、問い合わせフォームがきちんと届くか。ここを一通り確認してから公開します。規模が小さければ短く済みますが、ページ数が多いほど確認項目も増えます。急いでいるときほど省きたくなる工程ですが、ここを雑にすると公開後に不具合が見つかり、結局やり直す時間がかかります。
リニューアル期間が延びてしまう主な原因
「思ったより時間がかかった」となるケースには、いくつか共通した原因があります。どれも技術の問題ではなく、準備と進め方に関わる部分です。先に知っておけば、多くは避けられます。
原稿をゼロから作ることになった
前の章でも触れたとおり、原稿の用意は期間が延びる最大の原因になりやすい部分です。デザインや制作は依頼先が進められても、文章の中身は自社にしか書けないことが多く、その作業が本業の合間に押しやられて止まります。「素材はあとで用意すればいい」と考えて始めると、制作が原稿待ちで宙に浮きます。
社内の意思決定や確認が遅い
決める人がなかなかつかまらない、確認を頼んでも返事が来ない。この待ち時間は、積み重なると制作そのものより長くなることがあります。とくに複数人の承認が必要な体制だと、一つ決めるのに何往復もして日数が過ぎます。誰が最終的に決めるのかがあいまいなほど、期間は延びやすくなります。
確認を後回しにして手戻りが出た
途中の確認をため込み、ほぼ完成してからまとめて見て「やっぱりここを変えたい」となると、後戻りの修正が発生します。早い段階なら小さな直しで済んだものが、作り込んだ後だと影響範囲が広がり、修正に時間がかかります。確認は面倒でも、こまめに区切って返すほうが結果的に速く終わります。
途中で作りたい範囲が広がった
進めるうちに「せっかくだからこのページも」「予約機能も付けたい」と欲が出て、当初の範囲より広がっていくパターンです。ページや機能が増えれば、その分だけ制作も確認も増え、期間は後ろへずれます。最初に決めた目的に必要な範囲へ絞り込んでおくことが、期間を守るうえで効いてきます。
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リニューアル期間を短くするコツ
期間を縮める方法は、制作を急がせることではありません。むしろ効くのは、着手する前の段取りと、進め始めてからの返し方です。次の4つは、どれも自社側で先に手を打てるものです。
目的を一つに絞っておく
あれもこれもと狙いを広げると、決めることが増えて、その一つひとつで立ち止まります。「今回は問い合わせを増やす」「まずは採用ページを整える」というように狙いを一つに定めておくと、判断がぶれず、要件も早く固まります。目的が絞れていれば、載せる情報も自然と決まり、原稿づくりの手戻りも減ります。
写真や原稿など素材を先に準備する
期間の律速になりやすいのが素材の準備でした。だからこそ、ここを前倒しできるかどうかが全体の速さを分けます。既存サイトから使える文章、載せたい実績、会社や商品の写真を、依頼を始める前からリスト化して集めておく。撮影が必要そうなら早めに手配しておく。制作が始まってから慌てて用意するより、先に手元にそろえておくほうが、待ち時間なく進みます。
確認する担当と締切を決める
制作中は、依頼先から何度も確認が入ります。このとき「誰が見て、いつまでに返すか」を決めておくと、確認待ちで止まる時間が大きく減ります。担当があいまいだと、社内で誰かが見てくれるだろうと互いに待ち合い、返事が遅れます。窓口を一本化し、確認には何日以内に返すという目安を社内で共有しておくだけで、進み方が変わります。
仕上がりを見てから決めて手戻りを減らす
期間が延びる原因の一つが、完成後の「思っていたのと違う」でした。これを防ぐには、契約や本制作に入る前に、実際の仕上がりを見て方向を確かめておく進め方が有効です。言葉だけのイメージ共有だと、できあがってから認識のズレが表に出て、大きな手戻りになります。先に形を見て社内で合意しておけば、制作に入ってからの往復が減り、結果として全体の期間も締まります。
急ぎすぎることの落とし穴
期間を短くしたい気持ちが強すぎると、かえって遠回りになることがあります。速さと品質、そして公開後のSEOは、どこかで釣り合いを取る必要があります。ここは正直にお伝えしておきたい部分です。
たとえば、公開前のチェックを省いて日程を詰めると、表示崩れやリンク切れ、リダイレクトの設定漏れが公開後に見つかります。そうなると、直すために結局やり直しの時間がかかり、急いだ意味が薄れます。とくにURLの扱いを雑にすると、これまで検索から人を集めていたページの評価を落とし、公開後に流入が減ることもあります。この点はリニューアルで避けたい失敗の一つで、リニューアルの失敗パターンと防ぎ方の記事でくわしく整理しています。
原稿の作り込みも同じです。期間を優先して中身の薄いまま公開すると、見た目は新しくても問い合わせや採用にはつながりにくくなります。リニューアルで何が良くなるのかはリニューアルのメリットと効果の記事にまとめていますが、成果は見た目より中身と運用から生まれます。急ぐこと自体が悪いわけではなく、削ってはいけない工程まで削らないことが大切です。短くする努力は準備と段取りに向け、公開前のチェックと中身の質は守る。この線引きが、急ぎながらも失敗しないための現実的なバランスです。
見てからwebの場合の進み方
参考までに、契約前に仕上がりを見てから決める形での進み方を紹介します。見てからweb(運営: REOrGA株式会社)では、まずLINEか問い合わせフォームから今のホームページのURLを送って無料相談を申し込みます。その情報をもとに、雰囲気の異なるトップページ案が最大3案作られます。この無料トップページの制作目安は3営業日以内で、面談かWeb上で実際の見た目を確認してから、進めるかどうかを判断できます。
案を見て進めたいと思えば、必要なページ数を相談してプランを決め、全ページの制作に入ります。ただし、全体でどれくらいの期間になるかは、ページ数と原稿の準備状況によって変わるため、一律には言えません。この記事で見てきたとおり、素材がそろっているか、社内の確認がスムーズかで長さは動きます。だからこそ、最初のトップページ案という「見える形」を早い段階で確認できると、社内の合意が取りやすく、その後の手戻りを減らせます。全体のスケジュールの目安は、ページ数と素材の状況を伝えたうえで相談するのが確実です。
一方で、予約や決済、会員機能を作り込みたい、完全オリジナルの大規模なサイトにしたいという場合は、その領域を得意とする専門の制作会社に相談したほうが向いています。作り込みが増えるほど工程も期間も膨らむため、必要な機能の規模に合わせて依頼先を選ぶのが、結果的に無理のない進め方になります。
よくある質問
リニューアルはどれくらいの期間がかかりますか
ページ数や用意する原稿の量によって変わるため、一概には言えません。数ページの小規模なサイトと、十数ページで原稿もゼロから作るサイトとでは、必要な期間はまったく違います。目的が明確で素材がそろっていれば比較的早く進み、準備から始めると長くなります。まずは自社の規模と素材の状況を伝えたうえで、依頼先に目安を聞くのが確実です。
とにかく急ぎたいときはどうすればいいですか
制作を急がせるより、自社側の準備を前倒しするほうが効きます。目的を一つに絞り、原稿と写真を先にそろえ、確認の担当と締切を決めておく。この3つで、待ち時間による遅れは大きく減らせます。ただし公開前のチェックまで省くと後で手戻りが出るため、削るのは準備の段取りであって工程の品質ではない、と線引きしておくことが大切です。
繁忙期は避けたほうがいいですか
自社の繁忙期と重なると、社内の確認や原稿づくりに手が回らず、その分だけ期間が延びやすくなります。リニューアルは依頼先に丸投げできるものではなく、確認や素材提供で自社の手も要ります。落ち着いて確認に時間を割ける時期に進めるほうが、往復がスムーズで結果的に早く終わります。繁忙期しか動けない場合は、素材を事前にそろえておくと負担を抑えられます。
原稿がまだ無いと期間は延びますか
延びやすくなります。原稿は制作の中でも自社にしか用意できない部分が多く、ここがそろわないと制作が止まります。文章を書く作業は本業の合間に後回しになりやすいため、思っていたより時間がかかることがよくあります。既存サイトの文章を流用できる部分を洗い出したり、書きやすいところから先に用意したりして、原稿待ちで制作が宙に浮かないようにしておくと安心です。
公開後どれくらいで効果が出ますか
効果の種類によって表れ方が違います。スマホ表示の改善や見た目の刷新による第一印象は公開直後から感じられますが、検索からの集客のように時間をかけて積み上がるものもあります。公開してすぐに数字が動かなくても焦らず、情報を更新し続けることが効果を長く保つことにつながります。短期の結果だけで判断しないのがおすすめです。
まとめ
ホームページリニューアルの期間は、ページ数だけで決まるものではありません。目的整理、構成とデザイン、原稿と写真の準備、制作と確認、公開前チェックという工程のうち、多くの会社で全体を左右するのは制作の速さより準備と確認の速さです。とくに原稿の用意と社内の意思決定は、詰まると期間が大きく延びる部分になります。
逆に言えば、短くする余地も自社側にあります。目的を一つに絞り、素材を先にそろえ、確認の担当と締切を決めておく。そして契約前に仕上がりを見て社内で合意しておけば、制作に入ってからの手戻りが減り、全体の期間も締まります。ただし急ぐあまり公開前のチェックや中身の質まで削ると、後でやり直しになって本末転倒です。削るのは段取りの無駄であって、工程の品質ではありません。
全体の期間が読めずに動き出せないという段階でしたら、見てからwebでは無料トップページ制作を3営業日以内を目安に用意しています。今のサイトのURLを送るだけで、作り直した姿を早い段階で確認でき、社内の合意も進めやすくなります。全体のスケジュールは、ページ数と素材の状況を伝えたうえで相談してみてください。
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