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ホームページの保守会社は制作会社と分けられるか 依頼先を選ぶ条件

作ってもらった会社の対応が遅い、あるいは連絡が取りづらくなった。サイト自体に不満はないので、保守だけ別のところに頼めないだろうか。そうした相談は珍しくありません。

結論としては、保守だけを別の会社に頼むことはできます。ただし引き受けてもらえるかどうかは、今のサイトの状態と、渡せる情報がそろっているかで決まります。分けることで新しく生じる面倒もあるため、判断材料を先に並べておきましょう。

この記事でわかること

  • 保守だけを別会社に頼めるかどうかの条件
  • 制作と保守を分けたときに起きやすい失敗と原因
  • 保守会社を選ぶときに確認する4項目
  • 引き受けてもらえなかったときに残る選択肢

保守だけを別の会社に頼むことはできます

ホームページの保守は制作とは別の契約にでき、作った会社以外の会社へ委託することも可能です。実際にそれを専門に受けている会社もあります。

引き受けてもらえるのは、中身を把握できる状態のときです

保守会社が見ているのは、そのサイトを触れる状態かどうかという1点に尽きます。サーバーとドメインの管理画面に入れるか、サイトのファイル一式を受け取れるか、どういう仕組みで作られているかが分かるか。この3つがそろっていれば、多くの会社は検討に乗ってくれます。一般的な作り方で構築されたサイトなら、引き継ぎはさほど難しくありません。逆に、自社独自の仕組みで組まれていたり、制作会社だけが持つ管理システム上で動いていたりすると、外部からは手を入れられない構造になります。

断られやすいのは、構造が閉じている場合です

制作会社が自社の仕組みでサイトを提供している場合、その仕組みごと引き継がないかぎり保守はできません。月額型のサービスで作ったサイトが該当しやすい形です。ほかにも、何年も更新が止まっていて土台のソフトウェアが古すぎる、改修が積み重なって構造が追えない、といった理由で断られる場合もあります。断られたからといって相手が不誠実なわけではなく、責任を持てない範囲を先に申告している対応と考えてください。この場合は、次の項で触れる別の選択肢に切り替えることになります。

制作と保守を分けたときに起きやすい4つの失敗

分けたこと自体が問題になるのではなく、境目の決めごとが抜けたときに不具合が起きます。代表的なのは次の4つです。

不具合の原因がどちらの担当か決まらない

表示が崩れた、フォームが動かないという事態が起きたとき、作りの問題か運用の問題かで担当が変わります。制作と保守が同じ会社なら内部で処理されますが、分かれていると「うちの範囲ではない」というやり取りが挟まりがちです。原因は、契約時に責任の境目を書いていないことにあります。防ぐには、公開済みのサイトを引き継いだ時点で保守側が現状を検収し、その時点で動いているものは保守側が見るという線を引いてください。境目を先に決めておけば、当日の押し付け合いは起きません。

費用が下がるとは限りません

保守だけを安い会社に切り替えれば総額が下がる、と考えるのは早計でしょう。引き継ぎの初期調査に費用が発生する場合があり、初年度で見ると変わらないか、上回ることもあります。原因は、月額の比較だけで判断してしまう点にあります。移る前に、初期調査費を含めた1年分と3年分で並べてください。数字を並べたうえで、それでも対応の速さや相談のしやすさを取るなら、納得のいく判断になります。

更新のたびに待ち時間が増える

お知らせひとつ出すのに、サイトの構造を知らない相手へ説明する手間が乗ります。最初の数ヶ月は特に、依頼から公開までの日数が延びがちです。原因は、設計意図が引き継ぎ資料として残っていないことにあります。制作会社が作った時点の資料、ページの構成表、更新手順のメモがあれば渡してください。何もない場合は、最初の数件で保守会社に構造を把握してもらう期間だと割り切り、急ぎの更新を重ねないほうが安全です。

元データがそろわず作業が止まる

ロゴの元ファイル、写真の元データ、フォントの情報。これらが手元にないと、細かい修正のたびに作り直しが発生します。原因は、制作時にデータの引き渡しを取り決めていなかったことにあります。制作会社を離れる前に、サイトのファイル一式と素材の元データをまとめて受け取ってください。制作会社が用意した写真素材は、契約が終わると使用できなくなる場合があるため、その扱いも確認が必要です。

それでも分けたほうがよい場合

対応の遅さが業務に影響している、依頼しても直らない、連絡が取れないといった状況なら、分ける判断に十分な理由があります。

判断の基準は費用ではなく、頼んだことが実際に反映されてきたかどうかに置いてください。何度伝えても直らなかったことは、契約を続けても直らないと考えるのが現実的です。あわせて、社内の担当者が代わったタイミングで見直すのも自然な流れでしょう。前任者と制作会社の口頭のやり取りで運用が回っていた場合、その暗黙の了解ごと引き継ぐのは難しくなります。更新作業だけを外に出す形を検討しているならホームページの運用代行はどこまで任せられるかもあわせて読んでみてください。

保守会社を選ぶときに確認する4項目

保守会社を比べるときは、月額の数字よりも、契約に含まれる作業の中身を見てください。同じ「保守」でも幅があります。

対応範囲がどこまで含まれるか

サーバーとドメインの管理、SSL更新、バックアップ、ソフトウェアの更新、内容の更新。この5つのうちどれが含まれ、どれが別料金かを確認します。内容の更新が含まれる場合は、月に何回までで、1回あたりどこまでの分量かまで聞いてください。書き出す項目の一覧はホームページ保守の仕様書に書くことにまとめています。同じ条件書を各社に渡せば、返ってきた見積もりを同じ土俵で比べられます。

引き継ぎ時の初期調査費

他社が作ったサイトを引き受ける場合、最初に構造を調べる作業が発生します。この費用が月額に含まれるのか、初回だけ別途かかるのかを確認してください。金額の幅は、サイトの規模と作りの複雑さで変わります。調査の結果、想定より手がかかると分かって条件が変わる可能性もあるため、見積もりが確定するタイミングも聞いておくと安心でしょう。

連絡手段と返答の目安

窓口がメールか電話かチャットか、受付時間はいつか、返答の目安は何時間かを聞きます。担当者が固定されるのか、窓口が共通なのかも実務では効いてきます。夜間や休日の対応を求めると費用は上がるため、自社の業務にとって本当に必要な水準を先に決めてください。問い合わせがサイト経由で常時入る業種でなければ、翌営業日の対応で足りる場合もあります。

管理画面とデータを渡してもらえるか

契約を終えるときに、サーバーとドメインのアカウント、サイトのファイル一式を引き渡してもらえるかを最初に確認します。ここが曖昧なままだと、次に動きたくなったときに同じ問題を繰り返します。名義は自社に置いたまま管理作業だけを委託する形にしておくのが安全です。契約書で見るべき条項はホームページの保守契約で確認することに整理しています。

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引き受けてもらえなかったときの選択肢

どこにも引き継いでもらえなかった場合に残る道は、作り直すか、今の体制のまま維持するかの2つです。どちらを選ぶかは、今のサイトの内容にどれだけ手を入れたいかで決まります。

作り直しを含めて考える

古い作りのサイトを無理に引き継ぐより、作り直したほうが結果的に安く早く済むことがあります。判断材料は、今のサイトの内容にどれだけ手を入れたいかです。文章も構成も見直したいなら、保守先を探す時間を制作に回したほうが前に進みます。反対に、今の内容に不満がなく維持だけしたいのであれば、作り直しは過剰でしょう。手元のデータがそろっていれば、新しいサイトへ内容を移す作業は難しくありません。

当面は今のまま維持する

すぐに動けない事情があるなら、最低限のリスクだけ抑えて時間を稼ぐ方法もあります。優先度が高いのは、ドメインとサーバーの契約更新を切らさないこと、SSL証明書を有効に保つこと、サイトのバックアップを自社で1つ持っておくことの3つです。この3点さえ押さえておけば、突然サイトが消える事態は避けられます。落ち着いてから、作り直しを含めて検討し直してください。

そもそも保守を頼まないという判断

更新がほとんど発生せず、サーバー側で自動更新がまかなえるサイトなら、保守契約を結ばない選択もあります。無理に契約する必要はありません。

数ページの会社案内で、内容が年単位で変わらない。サーバー会社の管理画面でSSLもバックアップも自動化されている。こうした条件がそろっているなら、月額を払って外部に任せる必然性は下がります。ただし、放置と省略は別物です。ドメインとサーバーの更新期限だけは社内でカレンダーに入れ、年に一度は表示とフォームの動作を確認してください。この最低限すら誰も見ていない状態が、いちばん危うい形になります。

見てからwebの場合

見てからwebは、制作と保守を分けず、公開後の運用まで同じ月額に含める形をとっています。制作費は0円で、公開後はLIGHT月額9,900円(1〜2ページ)、BUSINESS月額14,900円(3〜7ページ)、RECRUIT月額19,900円(8〜12ページ)です。税別、最低契約6ヶ月、初回は3ヶ月分の先払いになります。月額には月3回までの更新・修正、SEO、アクセス解析、SNS連携、SSL対応、サーバー管理、独自ドメインと既存ドメインへの対応が含まれます。

この形が向くのは、担当を分けずに窓口を1つにしたい会社です。反対に、サイトはすでに気に入っていて保守先だけ替えたい場合や、予約・決済・会員機能のように専門的な作り込みが要る場合は、専門の保守会社や別の制作会社を探すほうが合います。今のサイトを作り直す前提であれば、契約前に動くトップページを最大3案まで無料で制作し、実物を見てから判断していただけます。必要な情報は基本的に今のホームページのURLだけで、打合せは2回まで、制作の目安は3営業日以内です。

よくある質問

制作会社に知られずに保守会社を探せますか

探すこと自体は可能です。ただし引き継ぎの段階では、管理画面のアカウントやサイトデータの受け渡しで相手の協力が要ります。次の依頼先を決めてから伝える順番にすると、進行が止まりにくくなります。

保守だけの契約は月額いくらが目安ですか

含まれる作業によって幅があるため、金額だけを目安にするのは避けてください。サーバー管理のみか、内容の更新まで含むかで性質が変わります。同じ条件書を複数社に渡し、返ってきた見積もりで比べる方法が確実です。

保守会社を替えるとサイトの表示に影響しますか

通常、担当が替わるだけでは表示は変わりません。ただしサーバーごと移す場合は、切り替えの前後で一時的に表示が不安定になる時間が生じます。会社のメールを同じサーバーで運用している場合は、その影響も確認してください。

今の制作会社に不満を伝えてから替えるべきですか

伝えるかどうかは自由ですが、引き継ぎを優先するなら手短にとどめるのが得策です。解約希望日、データの受け渡し方法、アカウントの移管という3点に絞って連絡してください。

まとめ

ホームページの保守は制作と分けて依頼できます。引き受けてもらえるかどうかは、管理画面に入れるか、ファイル一式を渡せるか、作りが把握できるかの3点で決まります。制作会社独自の仕組みで動いているサイトは、外部から手を入れられないため断られやすくなります。

分けるときは、責任の境目、初期調査費を含めた総額、引き継ぎ資料、素材の元データの4つを先に押さえてください。この4つが抜けると、原因の押し付け合いや作業の停滞が起きます。選ぶ側の確認項目は、対応範囲、初期調査費、連絡手段と返答の目安、契約終了時のデータ引き渡しの4つです。

どこにも引き継いでもらえない場合は、作り直すか、更新期限とSSLとバックアップだけ守って時間を稼ぐかの二択になります。まずは今のサイトの管理画面に自社で入れるかどうかを確かめるところから始めてください。

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