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ホームページリニューアルでドメインはそのままでよいか 判断基準と引き継ぎ手順

リニューアルの相談を始めると、ドメインとサーバーをどうするかという話がどこかで必ず出てきます。今のURLは変えたくない、名刺に刷った文字列も生かしたい、会社のメールアドレスだけは止めたくない。そう考えている方は少なくありません。

先に答えを書くと、ドメインは基本的にそのまま引き継げます。止まるとすれば技術ではなく、名義と契約先の確認が抜けている場面です。サーバーについては、そのまま使う場合と移す場合で段取りがまったく変わります。

この記事でわかること

  • ドメインをそのまま使えるかどうかの判断基準
  • 相談前に自社で確認しておく名義と契約の3項目
  • 会社メールを止めずにサーバーを移すときの順番
  • 切り替え当日に起きることと公開直後に見る項目

ホームページのドメインはそのまま使うのが基本です

ホームページの中身を作り直しても、ドメインは原則としてそのまま引き継いで使うことができます。デザインもページ構成も入れ替えたうえで、URLの先頭部分だけを残す形です。

中身とドメインは別々に管理されているためです

ドメインはインターネット上の住所にあたる契約で、サイトのデータそのものとは切り離して管理されています。住所を残したまま建物を建て替えるようなイメージだと考えてください。制作会社が変わっても、サーバーを引っ越しても、ドメインの契約が生きているかぎり文字列は維持できます。長く使ったドメインには、検索エンジンからの評価や、取引先のブックマーク、名刺やチラシに印刷された履歴が積み上がっています。特別な事情がなければ、この積み上げを捨てる理由はありません。

それでも変えたほうがよい場面はあります

ドメインを変える判断が現実的になるのは、主に3つの場合でしょう。ひとつは社名やサービス名が変わり、今のドメインが実態と合わなくなったとき。ふたつめは、無料のホームページ作成サービスで発行されたサブドメインを使っていて、そもそも自社の資産として持ち出せないとき。みっつめは、前の制作会社の名義になっていて移管に応じてもらえないときです。いずれも「変えたいから変える」ではなく、残せない事情があるから変えるという順番になります。迷ったときは、まず残す方向で調べてから判断してください。

相談の前に確認しておく3つの契約情報

ドメインの名義、サーバーの契約者、会社メールの置き場所の3つを、制作会社に相談する前に調べておきます。ここが空欄のままだと、どこに頼んでも見積もりは概算で止まります。

ドメインの名義と管理画面を誰が持っているか

会社名で取ったつもりのドメインでも、登録者や管理担当が前の制作会社になっている例は珍しくありません。手がかりになるのは、年に一度届く更新料の請求書、ドメイン管理サービスからの自動送信メール、当時の担当者とのやり取りです。名義が自社であれば、管理画面のIDとパスワードがあるかどうかまで確認してください。名義が他社の場合、移管には相手方の操作と承認が要り、手続きにも日数がかかります。作り直しの相談と並行して動かしておくと、公開直前で止まる事態を避けられます。

サーバーの契約者と更新期限

サーバーも同じで、契約者が自社か制作会社かで打てる手が変わります。あわせて見ておきたいのが更新期限です。リニューアルの作業期間中に契約が切れると、旧サイトが表示されなくなり、切り替えどころではなくなります。契約者が制作会社の場合、解約のタイミングを相手と握る必要も出てきます。新しいサイトを公開してから旧契約を解約する順番にしておけば、空白の時間は生まれません。期限と契約者の2点は、メモに書き出して相談時に渡せる状態にしておくと話が早く進みます。

会社メールがどこで動いているか

意外に見落とされるのが、会社のメールアドレスの置き場所です。ホームページとメールを同じサーバーでまとめて運用しているケースは今も多く、この場合はサーバーを移すとメールも一緒に止まります。確認したいのは、メールがホームページと同じサーバーにあるのか、外部のメールサービスを使っているのかという1点。どちらか分からない場合は、メールソフトの設定画面に書かれた受信サーバー名を見れば手がかりになります。ここを先に押さえておけば、切り替えの段取りは大きく変わります。

サーバーはそのままにするか、移すかで段取りが変わります

サーバーは今の契約を使い続けることも、新しいサーバーへ移すこともでき、どちらを選ぶかで作業の順番が変わります。新しく作り直すなら必ず引っ越す、というものではありません。

今のサーバーをそのまま使える条件

今のサーバーを使い続けられるのは、契約者が自社で、管理画面に入れて、サイトを動かすために必要な機能がそろっている場合です。容量やソフトウェアのバージョンが足りているかは制作側で確認できます。そのまま使えるなら、メールへの影響を考えずに済み、切り替え作業も軽くなります。見てからwebでも、既存のドメイン・サーバー・会社メールをそのまま残しながら、ホームページだけを新しくする進め方に対応しています。作業の前には、念のため現在のデータのバックアップが取れる状態かどうかも確認しておいてください。

移したほうがよい場合

反対に、契約者が前の制作会社のままで協力が得られない、表示が明らかに遅い、契約内容が今のサイトに合っていないといった事情があるなら、移す判断のほうが素直でしょう。古い環境を無理に使い続けると、公開後の不具合の原因が切り分けにくくなります。判断に迷ったら、月々の維持費と、そのサーバーで何年運用するつもりかを並べて考えてください。あと数年使う前提なら、リニューアルのタイミングで整理してしまったほうが結果的に手間は少なくなります。

移すときにメールを止めないための順番

メールを同居させている状態でサーバーを移すなら、順番が重要になります。新しいサーバーにサイトを用意し、動作を確認してから切り替え、メールの受信設定は事前に新環境側へ用意しておくという流れです。切り替えの瞬間に旧サーバーをすぐ解約せず、しばらく並行して残しておくと、届いていないメールがあった場合に取り戻せます。社内には、切り替え予定日と、その前後で送受信に遅れが出る可能性を先に知らせておいてください。連絡が一本あるだけで、当日の混乱はかなり減ります。

ドメインを変えることになった場合にやること

ドメインを変えるときは、旧ドメインからの転送設定と、外部に載っているURLの差し替えという2つの作業が追加で発生します。新しいサイトを公開して終わりにはなりません。

旧ドメインからの転送をしばらく残す

旧ドメインを解約してしまうと、検索結果や他社サイトに残ったリンクからの流入がすべて行き止まりになります。旧ドメインの契約を維持したまま、新しいURLへ自動で転送する設定を入れておくのが基本の形です。転送はページ単位で対応させると、以前のページを見に来た人を同じ内容へ案内できます。どのくらい残すかは事情によりますが、少なくとも次の更新期限までは維持する前提で予算を見ておいてください。URLの扱いと検索順位の関係はホームページリニューアルで検索順位を落とさない方法で詳しく整理しています。

名刺・チラシ・登録情報の差し替え

差し替えが要るのはサイトの中だけではありません。名刺、パンフレット、封筒、看板、車体のロゴ、Googleビジネスプロフィール、SNSのプロフィール、業界団体の会員名簿、求人サイトの企業ページ。旧URLを載せた場所は思ったより多く散らばっています。公開前に一覧を作り、誰がいつ直すかまで決めておくと取りこぼしが減ります。紙に印刷したものはすぐに直せないため、転送を残す判断とセットで考えるのが現実的でしょう。

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切り替え当日に起きること

切り替えの前後には、サイトが一時的に見えない時間や、人によって新旧のサイトが混ざって見える時間が発生することがあります。異常ではなく、仕組み上そうなります。

一時的に見えなくなる時間がある

公開作業の瞬間は、旧サイトを止めて新サイトを出すまでのわずかな空白が生まれます。長時間になることは通常ありませんが、営業時間中に問い合わせが集中する業種であれば、時間帯をずらす相談をしておくと安心でしょう。社内にも、その日は自社サイトが一時的に表示されない可能性があると伝えておいてください。何も知らされていない状態で「サイトが消えた」と社内から連絡が来ると、対応する側の手が止まります。

反映のタイミングに差が出る

サーバーを移した場合、新しい場所を参照するまでの時間は見る人の環境によってばらつきます。社内では新しいサイトが表示されているのに、取引先ではまだ旧サイトが見えているという状態が一時的に起こります。時間の経過とともにそろっていくため、混在している間に慌てて設定を戻す必要はありません。気になる場合は、スマートフォンの回線など別のネットワークからも表示を確認してみてください。

公開直後に確認する項目

公開したら、その日のうちに実機で確認します。トップページの表示、スマートフォンでの見え方、問い合わせフォームからの送信テスト、会社メールの送受信、主要ページのリンク切れ。この5つを押さえておけば、大きな見落としはほぼ防げます。特にフォームは、送信できたつもりで管理者側に届いていない事故が起きやすい箇所です。実際に自分で1件送り、受信を目で確かめてください。

見てからwebで進める場合

見てからwebは、既存のドメイン・サーバー・会社メールを生かしたまま、ホームページだけを新しくする形に対応しています。まず契約前に、動くトップページを最大3案まで無料で制作します。必要な情報は基本的に今のホームページのURLだけで、打合せは2回まで、制作の目安は3営業日以内です。実際の見え方を確認してから、全ページ制作に進むかを判断できます。進まない場合の費用はかかりません。

制作費は0円で、公開後はLIGHT月額9,900円(1〜2ページ)、BUSINESS月額14,900円(3〜7ページ)、RECRUIT月額19,900円(8〜12ページ)です。税別、最低契約6ヶ月、初回は3ヶ月分の先払いになります。月額には月3回までの更新、SEO、SSL、サーバーとドメインの管理が含まれます。予約・決済・会員機能を組み込みたい場合や、13ページ以上の大きなサイトが必要な場合は別途の見積もりになるため、そうした要件が中心なら他の制作会社のほうが合うこともあります。依頼先を比べる観点はホームページリニューアルの依頼先の選び方にまとめています。

よくある質問

ドメインをそのままにするとリニューアルの費用は安くなりますか

ドメインを残すこと自体で月額や制作費が変わるわけではありません。ただしURLの差し替えや転送設定といった作業が減るため、全体の工程は軽くなります。見積もりを比べるときは、転送設定が項目として入っているかを確認してください。

ドメインが前の制作会社の名義でした。どうすればよいですか

まず移管に応じてもらえるかを確認するのが先になります。応じてもらえる場合、手続きには数日から数週間かかると見ておいてください。応じてもらえない場合は、新しいドメインで作り直し、旧サイト側から転送してもらう方法が残ります。

サーバーを移すと会社のメールは止まりますか

ホームページと会社メールを同じサーバーで運用している場合は、移すとメールにも影響が出ます。外部のメールサービスを使っているなら、サーバーを移してもメールはそのまま動きます。どちらに当てはまるかを先に確認してください。

リニューアル中はサイトを閉じておくべきですか

閉じる必要はありません。新しいサイトは別の場所で作り、完成してから差し替えるのが一般的な進め方です。公開日が先まで決まっている場合に限り、トップページで告知を出す方法もあります。

URLの構成まで変えると検索からの流入は減りますか

転送設定を正しく行えば、大きく減らさずに移すことができます。何もせずURLだけ変えた場合は、以前のページが見つからなくなり流入が落ちます。ページ単位で新旧を対応させる作業が要ると考えてください。

まとめ

ホームページを作り直しても、ドメインはそのまま引き継ぐのが基本です。変える判断が必要になるのは、社名が変わった、無料サービスのサブドメインだった、名義を取り戻せないといった事情があるときに限られます。

相談に入る前に、ドメインの名義、サーバーの契約者と更新期限、会社メールの置き場所の3つを調べておいてください。この3点がそろっていれば見積もりの精度が上がり、切り替え直前で止まる事態も避けられます。サーバーを移す場合は、メールを止めない順番と、旧契約をすぐ解約しない配慮が要ります。

当日は一時的に表示が不安定になる時間があります。社内に事前に知らせ、公開後はトップページ・スマートフォン表示・フォーム送信・メール送受信・リンク切れの5点を確認すれば、ひとまず落ち着いて運用に移れます。全体の流れをつかみたい場合はホームページリニューアルの進め方もあわせて読んでみてください。

今のドメインを生かしたまま作り直すと、トップページがどう変わるかを先に確認できます。

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