ホームページのサブスク型のデメリット 向かない会社と契約前の確認点
制作費0円で月額だけ、という案内を見ると、初期費用を抱えずに始められるのは魅力に感じます。ただ同時に、月々払い続けることになるのだから結局は高いのではないか、途中でやめたらサイトはどうなるのか、という不安も湧いてくるはずです。仕組みの説明は各社のサイトに書いてあっても、弱点のほうはあまり書かれていません。
この記事は、サブスク型のホームページ制作を提供している見てからwebが、自分たちの仕組みの弱点を先に開示するために書いています。サブスク型が向く会社はありますが、向かない会社もはっきりあります。契約してから気づくより、先に知っておいたほうがお互いに無駄がありません。デメリットを4つに整理し、向かないケースと、契約前に確認すべき点をまとめます。
この記事でわかること
- サブスク型ホームページの4つのデメリット
- 長期で持つ場合に総額が逆転する条件
- サブスク型が向かない会社の条件
- 契約前に確認すべき5つの項目
サブスク型の4つのデメリット
仕組み上、避けられない弱点があります。順に見ていきます。
| デメリット | 中身 | 影響を受けやすい会社 |
|---|---|---|
| 長期の総額 | 持ち続けると一括制作を超えることがある | 10年以上ほぼ更新せず使う会社 |
| やめると残らない | 解約するとサイトが公開できなくなる場合がある | 資産として持ちたい会社 |
| 作りの制約 | 独自機能や大規模構成に対応しにくい | 予約・決済・会員機能が必要な会社 |
| 契約期間の縛り | 最低契約期間や先払いがある | 短期だけ使いたい会社 |
1. 長く持つと総額で逆転することがある
これが最も大きなデメリットです。月額制は初期の負担が軽いぶん、支払いが続きます。一括で制作費を払う形と比べると、ある時点で総額が入れ替わります。
月額制は初期の負担が軽いかわりに、持ち続けるあいだ支払いが発生します。一括で制作費を払う形は最初にまとまった額が出ますが、そのあとの支出は保守費用だけです。長く持てば持つほど、この差は縮まり、いずれ入れ替わります。
どこで入れ替わるかは、比べる相手の初期費用と保守費用、そして自社の更新回数によって変わるため、一律の年数では示せません。一括制作でも公開後の更新を依頼すればそのつど費用がかかり、数年経てば作り直しの費用も発生します。サブスク型の月額には毎月3回までの更新、SEO、SSL、サーバーとドメインの管理が含まれるため、更新の回数が多い会社では入れ替わる時期が後ろにずれ、作ったあとまったく手を入れない会社では早く来ます。
判断するには、検討している会社の見積もりを並べて、自社の想定年数と年間の更新回数で計算してみるのが確実です。他社の初期費用と保守費用を実際の見積もりで確かめ、そこに自社の更新回数を当てはめてください。相場として語られる金額をそのまま前提にすると、実態と合わない結論になります。総額の考え方はホームページ制作の月額制の総額をまとめた記事でも整理しています。
2. やめたときにサイトが残らないことがある
サブスク型では、制作会社が用意した仕組みの上でサイトを動かしている場合が多く、解約するとサイトを公開し続けられなくなることがあります。一括制作で自社のサーバーに置いた場合との一番の違いはここです。
ドメインが自社名義であればドメイン自体は残りますが、サイトの中身をそのまま他社へ移せるかどうかは契約によります。「資産として自社に残したい」という考えが強い会社には、この点が引っかかります。契約前に、解約時にデータをどう受け取れるのかを必ず確認してください。確認すべき項目は保守契約で確認することをまとめた記事でも整理しています。
3. 作りの自由度に制約がある
月額を抑えられるのは、制作の進め方をある程度型にしているからです。そのため、独自の予約システム、決済、会員限定ページ、外部システムとの連携といった要件には対応しにくくなります。ページ数にも上限があり、見てからwebの場合はRECRUITプランでも8〜12ページです。数十ページ規模のサイトや、細かく作り込んだデザインを求める場合は合いません。
4. 最低契約期間と先払いがある
見てからwebの場合、最低契約は6ヶ月で、初回に3ヶ月分を先払いいただく形です。制作費0円と引き換えの条件なので、1〜2ヶ月だけ試したい、という使い方はできません。イベント用に短期間だけサイトが必要な場合には向きません。
サブスク型が向かない会社
ここまでを踏まえると、向かないケースがはっきりします。当てはまる場合は、他の方法を選んだほうが満足度が高くなります。
10年以上、ほとんど更新せずに使う予定の会社
情報がほぼ変わらず、公開したら手を入れないという運用であれば、一括制作のほうが総額は安く収まります。会社概要と連絡先だけの1ページで、内容が固定されている場合などが該当します。
サイトを資産として自社に持ちたい会社
データもプログラムも自社の所有物として持ち、いつでも別の会社に移せる状態にしておきたいのであれば、一括制作で自社のサーバーに置く形が合っています。
独自機能が必要な会社
予約と決済を連動させたい、会員向けの情報を出したい、在庫や顧客管理と連携させたい。こうした要件があるなら、要件定義から組める制作会社に相談してください。依頼書の書き方をまとめた記事が役に立ちます。
社内に作れる人がいる会社
ウェブ制作ができる社員がいるなら、その人が作って自社で回すほうが早く、安く済みます。外部に月額を払う理由が薄くなります。
ページ数が多く必要な会社
商品点数が多い、拠点ごとにページが必要、扱う情報量が大きい。こうした場合は、規模に対応できる制作会社を選んでください。
それでもサブスク型が合うケース
逆に、次の条件が当てはまるなら、デメリットを踏まえてもサブスク型のほうが実務に合います。
初期費用を出しにくいが、早く公開したい
数十万円の初期費用を一度に出すのが難しく、それが理由でホームページを持てていない状態であれば、月額で始められることの意味は大きくなります。ホームページが無いことで機会を逃している期間のほうが、費用より高くつくことがあります。
公開後に更新が発生する見込みがある
お知らせ、実績、料金、スタッフ、募集状況。こうした情報が年に何度も変わる会社では、そのつど見積もりが必要な形だと更新が止まります。月額に更新が含まれる形のほうが、実際に手が動きます。運用の実務はホームページの運用とはをまとめた記事で整理しています。
社内に触れる人がいない
ドメインやSSLの期限管理、システムの更新まで自社で抱えると、担当者の退職時に事故になります。まとめて任せられる形は、この点で安全です。
作ってから後悔するのを避けたい
過去に依頼して、完成まで仕上がりが見えず、公開してからイメージ違いに気づいた経験がある場合。見てからwebでは契約前に動くトップページを最大3案まで無料で制作し、実物を見てから契約を判断できる形をとっています。制作費は0円で、気に入らなければ費用はかかりません。合わないと感じた時点で、何も払わずに離れられます。
契約前に確認すべき5項目
どの会社のサブスク型を検討する場合でも、次の5つは書面で確認してください。見てからwebについても、遠慮なく同じ質問をしていただいて構いません。
1. 月額に何が含まれるか
更新は月に何回までか、サーバーとドメインとSSLは含まれるか、含まれない作業は何か。見てからwebの場合は、LIGHTプラン(1〜2ページ)が月額9,900円、BUSINESSプラン(3〜7ページ)が月額14,900円、RECRUITプラン(8〜12ページ)が月額19,900円で、いずれも税別・制作費0円です。月額には毎月3回までの更新、SEO、SSL、サーバーとドメインの管理が含まれます。検討している各社について、同じ粒度で内訳を出してもらってください。
2. 最低契約期間と支払い方法
何ヶ月の縛りがあるか、先払いはあるか、途中解約したときの扱いはどうなるか。見てからwebは最低契約6ヶ月・初回3ヶ月分の先払いです。
3. ドメインの名義
自社名義になるかを確認してください。制作会社の名義だと、乗り換えのときに動けなくなります。
4. 解約したときにどうなるか
サイトのデータを受け取れるか、ドメインは残るか、公開を続けられるか。ここは各社で最も差が出る部分です。
5. 対応できないことは何か
できることの説明より、できないことの説明を聞いてください。ページ数の上限、対応できない機能、追加費用が発生する作業。ここを先に聞いておくと、契約後の食い違いがほぼ無くなります。
デメリットを踏まえたうえで合うかどうかは、実物を見ながら判断できます。今のサイトのURLを送るだけで、トップページ案を無料で確認できます。
無料でトップページを見てみる →気に入らなければ費用は一切かかりません。制作費0円・月額制で始められます。
よくある質問
サブスク型は結局高くつきませんか
持ち続ける年数と更新の回数で変わります。長く持てば月額の支払いは積み上がるので、ほとんど更新しない運用であれば一括制作のほうが総額で有利になることがあります。逆に年に何度も更新が発生する会社では、そのつどの費用がかからないぶん差は縮まります。どちらが得かは検討先の見積もりを並べて、自社の想定年数と年間の更新回数で計算してみてください。
解約したらホームページは消えますか
契約内容によりますが、サブスク型では解約後に公開を続けられなくなる場合があります。ドメインが自社名義であればドメイン自体は残ります。データをどう受け取れるかは各社で差が出る部分なので、契約前に必ず確認してください。曖昧な回答しか得られない場合は、その点だけでも慎重に検討する理由になります。
途中で解約できますか
最低契約期間が設定されていることが一般的です。見てからwebの場合は最低契約6ヶ月で、初回に3ヶ月分の先払いをいただいています。制作費0円と引き換えの条件なので、短期間だけ試すという使い方には向きません。
予約システムや会員機能は付けられますか
サブスク型は進め方を型にすることで月額を抑えているため、独自の予約や決済、会員機能には対応しにくくなります。こうした要件があるなら、要件定義から組める制作会社に相談するほうが適しています。無理に当てはめると、あとから作り直すことになります。
ページ数が多い場合はどうなりますか
プランごとに上限があります。見てからwebの場合はRECRUITプランでも8〜12ページで、それを超える規模には向きません。商品点数が多い、拠点ごとにページが必要といった場合は、規模に対応できる制作会社を選んでください。
まとめ
サブスク型ホームページのデメリットは4つです。長く持つと総額で一括制作を超えることがある、解約するとサイトが残らない場合がある、独自機能や大規模構成に対応しにくい、最低契約期間と先払いがある。いずれも仕組み上避けられない弱点で、隠しても契約後に必ず表に出ます。総額がどこで入れ替わるかは比べる相手の見積もりと自社の更新回数で変わるため、検討先の実際の金額を並べて計算してください。
向かないのは、ほとんど更新せず10年以上使う会社、サイトを資産として自社に持ちたい会社、独自機能が必要な会社、社内に作れる人がいる会社、ページ数が多く必要な会社です。当てはまるなら、一括制作や他の方法を選んだほうが満足度は高くなります。
逆に、初期費用を出しにくく早く公開したい、公開後に更新が発生する、社内に触れる人がいない、作ってから後悔するのを避けたい。こうした条件なら、デメリットを踏まえてもサブスク型のほうが実務に合います。どの会社を検討する場合でも、月額に含まれるもの、契約期間と支払い、ドメインの名義、解約時の扱い、そして対応できないことの5つを書面で確認してください。できることより、できないことを先に聞くのが失敗しないコツです。
合うか合わないかを、費用をかけずに確かめられます。今のサイトのURLを送るだけで、トップページ案を無料で確認してみてください。
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